尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの法会での開示 – 2026年05月24日
尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは法座に登壇され、しばし深い禅定に入られた後、六字大明呪を長らくお唱えになった。持誦の間、リンポチェの尊身および壇城より燦然たる金色の光が放たれ、多くの参会者は全身が温かさに包まれるのを感じた。また、妙なる香りが堂内に満ちわたり、光明は隅々まで広がり、心中の煩悩は自然に鎮まり安らぎを得た。
その後、リンポチェは施身法の儀軌を修されるご準備をされた。侍者が済度名簿を恭しくお渡しした際、リンポチェは直ちに異変にお気づきになり、「なぜ二つの名簿の表紙がともに『往生者済度名簿』となっているのか」と侍者にお尋ねになった。そして、その場で直ちに事実関係を確認するようご指示された。侍者が名簿作成担当の弟子に確認したところ、そのうち一冊は本来「参加者の歴代祖先・六道の父母・冤親債主済度名簿」と記載すべきところ、誤って「往生者済度名簿」と表記されていたことが判明した。
リンポチェは直ちに、「誰が間違えて記載したのか」とお尋ねになった。名簿作成を担当していた黄姓の弟子は、「私と邱姓の弟子が作成しました」と報告した。リンポチェは二人に立ち上がるよう指示した。そして、「あなたたち二人は、今、生きている人たちに死ねと言っているのか。」と厳しくお尋ねになった。さらにリンポチェは、頼姓の弟子に対し、「なぜこの二人に名簿作成を担当させたのか。この二人は誰だ?私は聞いたこともない。誰が選んだのか。」とお尋ねになった。頼姓の弟子は、「以前、理事会で承認された人選です。」と報告した。リンポチェは続けて、「なぜこの二人なのか。どのくらい担当しているのか。」とお尋ねになった。黄姓の弟子は、「七年間担当しております。」と報告した。
リンポチェは、「以前は誰が担当していたのか」とお尋ねになった。頼姓の弟子は、「以前は別の黄姓の弟子が担当しておりました」と報告した。リンポチェはその黄姓の弟子に向かい、「誰があなたに、この二人へ引き継ぐよう指示したのか。」とお尋ねになった。黄姓の弟子は、「理事会の決定でした。」と答えた。リンポチェは理事長に、「あなたはいつから理事長を務めているのか。」とお尋ねになった。理事長は、「二年前からです。」と答えた。リンポチェはさらに、「この二人へ引き継いだことを知っていたのか。誰が承認したのか。どのような理由で引き継がせたのか。」とお尋ねになった。頼姓の弟子は、「当時、黄姓の弟子が妊娠しており、体調が良くなかったため、担当を続けられませんでした。」と報告した。するとリンポチェは黄姓の弟子に、「あなたは、どれほど体調が悪かったのか。」とお尋ねになった。黄姓の弟子は、「弟子は体調不良ではありませんでした。」と答えた。リンポチェは、「今、頼姓の弟子は、あなた自身が『体調が悪い』と言ったと報告したではないか。ボランティアを続けたくないのであれば、『やりたくありません』と言えばよい。なぜ体調不良だという理由を作ったのか。」とお尋ねになった。黄姓の弟子は、「はい、弟子が間違っておりました。」と懺悔した。リンポチェは開示された。「今あなたがこのようなことをした因果として、必ず体調を崩すことになる。」
リンポチェは理事長にお尋ねになった。「この二人を担当にしたのは、理事会としてどのような理由があったのか。」理事長は、「二人とも、以前からこの業務を担当しておりましたので……」と報告した。リンポチェは続けてお尋ねになった。「どのような理由で担当させたのか。弟子だからか。字が書けるからか。」理事長は、「弟子が間違っておりました。」と答えた。リンポチェはさらに、「理事会は、この二人を監督していたのか。」とお尋ねになった。そして厳しく開示された。「私が今日法を修め終わったら、来週から法座に上がるのをやめようか。あなたたちは好き勝手なことばかりしているではないか。生きている人たちの名簿を、全員が亡くなった者の済度名簿であるかのように書いてしまうとは。あなたたち二人の業は本当に重い。私が少し目を離しただけで、すぐに問題を起こす。」あなたたちは一体何のための理事なのか。まったくどうしようもない。今すぐ直しなさい。」あなたたち二人は、人が死んだかのように書いてしまったのだ。将来、どうやって返すつもりなのか。それなら今、私はあなたたち二人が死んだものとして扱い、済度してもよいのか。今すぐ持って行って修正しなさい!」
その時、二人の弟子が手伝いに駆け寄った。するとリンポチェは、「この二人は何をしに行ったのだ。」とお尋ねになった。さらに、「あなたたちには何の関係があるのか。あの二人が自分で起こした問題なのに、なぜあなたたちが行くのだ。普段は何も管理も監督もしないくせに、今日になって芝居をしているのか。」と厳しく開示された。リンポチェはしばらく待たれた後、「あとどれくらい時間がかかるのか。」とお尋ねになった。理事長は、「あと3分ほどです。」と答えた。修正作業が完了した後、侍者は改めて名簿を恭しくリンポチェにお呈しした。
リンポチェは、名簿を誤って作成した二人の弟子に対し、大礼拝を始めるようお指示になった。また、先ほど自ら「体調が悪い」と言っていた黄姓の弟子に対しては、退出するようお指示になった。そして厳しく開示された。「虚言を言い、戒を破ったからだ!」黄姓の弟子は、「はい。」と答えた。リンポチェは続けて、「やりたくないのであれば、自分にはその能力がないと言えばよい。それなのに、体調が悪いなどと言った。私は本当にリンポチェを辞めたい。もう引退したい。」と仰せになった。さらに理事たちに向かい、「まったくどうしようもない。理事をしている者たちは皆、自分たちだけ楽をしている。名簿が私のところへ持って来られる前に、理事であるあなたたちは、なぜ一度も確認しなかったのか。会議では理事長だと言っているが、理事長という立場はそんなに気楽なものなのか。」と厳しく叱責された。また法務組に対しても、「あなたたちも同じだ。なぜ持って来る前に確認しなかったのか。」と厳しくご指摘になった。
「つまり、あなたたちは皆、法を重んじていないということだ。それなら法会に参加して何をするのか。」とリンポチェは開示された。そして、「本日申し込みを行い、私が済度を引き受けた亡者のご遺族だけ残りなさい。それ以外の者は全員退出しなさい。今すぐだ。早く動きなさい。」「楽器組も全員出なさい。全員不要だ。供養も受けない。」とお指示になった。(最近、亡くなったご家族の済度を申し込み、許可を得ていた弟子・信衆を除き、その他の参会者は全員退場した。)その後、リンポチェは施身法の儀軌の修持を開始された。法器を吹奏されている最中も、なお多くの人が入口付近に留まっていた。するとリンポチェは開示された。「まだ入口を塞いでいるのか。あとで鬼衆が入って来たら、お前たちは大変なことになるぞ。それでもゆっくり歩いているつもりか。あの二人の大礼拝をしている者たちも、一緒に出なさい。」(その言葉を聞いた参会者たちは直ちに通路を空け、速やかに会場を退出した。)
リンポチェは再び法器を吹き鳴らし、有情衆生を勧請された後、施身法の修持を続けられた。リンポチェは施身法を円満に修了され、その後、アキ護法の儀軌を修持された。
修法が円満に終わった後、リンポチェは侍者たちに向かって仰せになった。「あなたたちは注意が足りない。少し確認しさえすれば、今日のようなことは起こらなかったはずだ。本当に、今の若い人たちが何を考えているのか分からない。」
リンポチェは慈悲深く、かつ厳正であられ、あらゆる事柄において常に仏法に則って行動され、いかなる場面においても衆生のことを第一に考えておられる。仏法に対する敬いと、衆生の因果に対する慎重さは極めて徹底しており、いささかの軽視も許されない。弟子たちは、リンポチェの慈悲深いご教誨に深く感謝し、自らを深く省みて大いに警醒した。仏法を学ぶ者は、常に恭敬の心と慎重な態度を持たなければならず、決して軽率であってはならないことを改めて学ばせていただいた。弟子たちは今後も常に自らを戒め、リンポチェの教えに従い、教えを実践してまいることを固く誓った。
2026 年 05 月 28 日 更新