尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの法会での開示 – 2025年6月22日

尊きリンチェンドルジェ・リンポチェ猊下は、台北寶吉祥仏法センターにおいて、殊勝なる施身法法会を自ら主宰されました。法会開始前、リンポチェ猊下は、くしゃみをした二人の弟子に対し、会場から退出するようご指示なさいました。

リンポチェ猊下は法座にお着きになるとすぐに、六字大明呪をお唱えになり、その後、施身法を修され、苦しむ衆生のために済度を行われました。

リンポチェ猊下は、平等なる慈悲の御心をもって衆生を招き寄せ、済度をお授けになりました。大手印の禅定において、勝義の菩提心により、御自身の血肉と骨を一切余すところなく諸仏菩薩に供養し、さらに六道のあらゆる衆生へ平等に布施されました。法を修される中、会場の大衆は寒気を感じ、無数の衆生がリンポチェ猊下の修法によって救済を受けました。

修法中、リンチェンドルジェ・リンポチェ猊下は、六字大明呪を長時間にわたりお唱えになり、そのお声は雷鳴の如く轟き、慈悲の法音は十方世界に満ち渡りました。「吽」と唱えられた際には、参会者一同、身体のチャクラが震えるような強烈な加持力を体感いたしました。

また、リンポチェ猊下の尊き御身と荘厳なる壇城からは金色の光が放たれ、天の鼓のような自然なポンポンという音が響き渡り、多くの方が身体の発熱や大地の揺れ、妙なる香りを感じられました。これはまさに『妙臂菩薩所問経』に説かれる真言成就の様相であり、修法者が本尊と相応して、すべての有情を利益する功徳を現されたものです。

参会された方々は、リンポチェ猊下が輪廻の苦海から衆生を救おうとされる限りない大悲心を深く感じ、思わず涙を流されました。

修法が円満に終了した後、リンチェンドルジェ・リンポチェ猊下は、参会者を導かれ、アチ護法尊の修法および回向の儀軌を修されました。


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2025 年 06 月 24 日 更新