尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの法会での開示 – 2021年10月31日

尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは台北寶吉祥仏法センターにて自ら殊勝なる長寿仏灌頂法会をつかさどられた。リンポチェは燈を点して仏を供養してから、法座に上がられ貴重な開示を賜われた。

(開示された後、修法をし始め、薈供・供茶・マンタ献上が順々に進行されたが、リンポチェはマンタ献上の供養金を受け取らないよう指示を下された。尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは出家衆に壽丸と壽酒を参列者に配るよう指示され、また皆に背筋を伸ばして座るようにしてもらってから修法をし続けテキストにある偈文を唱えるのを率いられた。続いて、自ら法座を降りられ、長寿仏の仏像を以て参列者全員を加持された。進行される過程の中、リンチェンドルジェ・リンポチェは絶えず鈴を揺らし長寿仏の真言を持され、慈悲深い眼差しは果てしなく深く広く、一切の有情に恩沢を施す。参列者全員は恭しく合掌し、長く跪き、上師からの殊勝なる加持を頂き、皆感激し止め処なく涙が零れた。)

リンポチェからの開示:そなたらはみな良い生活をしていながら、大勢の人々は苦しい生活をしていると、我々は見ている。私が屡々勧告するように、自分自身さえ良ければいいのではなく、他人が良くないのもそなたそして皆に関わっていると。ほら、現在この感染症が発生していて誰もが苦しいと思っているだろう。千人強の弟子らが皆心を一つにすれば、その発心の力がよほど大きいと、私は皆によく言っている。何の心だろうか。リンポチェが衆生を利益する心だ。そなたらにこの心があればいいのだ。専ら自分自身の事だけ面倒を見ているのではない。そなたらには、今こう衆生を利益する能力がないが、少なくともこうした心を持つ必要がある。だが、そなたらにはこの心すら無ければ、如何しようというのか。


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2021 年 11 月 17 日 更新