尊きリンチェンドルジェ・リンポチェ猊下は、寶吉祥仏寺にて「長寿仏法会」ならびに《直貢噶舉上師供養法儀軌》の修法をご主導賜り、円満終了いたしました。

2025年7月28日は、尊勝なる直貢チェ・ツァン法王猊下の御誕辰にして、また、ブータンにおける三年閉関修行のご入関という瑞祥の日にあたります。寶吉祥仏寺の開山住持にして、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェ猊下は、深きご恩徳を賜る上師・法王猊下への感謝の意を込め、同日、謹んで法会を厳修されました。午前には長寿仏法会をご主導賜り、午後には上師供養法儀軌を修持し、法王猊下のご長寿とご健勝、ならびにご閉関が吉祥円満に成就されますよう、心より祈念申し上げるとともに、衆生が法王猊下との深き法縁を結ぶことができますよう、衷心より願いを込めての法会でございます。

1988年にリンチェンドルジェ・リンポチェ猊下が尊勝なる直貢チェ.ツァン法王猊下に帰依されて以来、根本上師に対する一途なる御忠誠を貫かれ、師弟お心を同じくして仏法の大道を歩み、衆生済度という大悲の願行に専心しておられます。法王猊下はご入関の前夜、遠くブータンよりお電話をくださり、「どうかご自愛なされ、十分にお休みください」と、リンポチェ猊下のご健康を深くご案じくださいました。リンポチェ猊下もまた上師を慕われ、「ご入関の日に修法を厳修し、法王猊下に供養を捧げ、閉関の順調円満を心より祈念申し上げます」と、自ら申し出られました。師弟の間に結ばれたこの深厚なるご情誼は、まことに感動を禁じ得ないものでございます。

昨夜、苗栗地方は激しい雷鳴と共に豪雨に見舞われ、気象予報によれば、本日も激しい雷雨が予想されておりました。そうした中、リンチェンドルジェ・リンポチェ猊下は、衆生が無事に法会に参列できるよう深くお念じになり、昨日午後、密殿にて修法を行われた際、特別にアチ護法尊に加持と庇護を祈願されました。そのおかげをもちまして、本日は見事に天候が回復し、陽光燦々たる晴天となりました。仏寺の上空には青空と白雲が広がり、ただし周囲の山々にはなお黒雲が垂れ込めておりました。午後の法会が円満裏に修了した後、天空には五色の吉祥雲と七色の虹が顕現し、まばゆいばかりの光彩を放つ、実に不思議かつ勝れた霊相が現れました。夜に入ると再び苗栗には激しい雨が降り始めましたが、龍昇村の村長がわざわざご連絡くださり、仁波切猊下の御慈悲とご加持により、法会が円満に成就されたことに対し、深い感謝の意を表されました。法会当日のこの妙なる天候の移り変わりは、リンポチェ猊下の衆生利益の仏行事業が、諸仏菩薩の御守護と御讃嘆を賜っていることの明らかな証でございます。

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2025 年 08 月 10 日 更新