尊きリンチェンドルジェ・リンポチェ猊下、寶吉祥仏寺にて「地蔵菩薩法会」を円満に主法いたしました

2025年5月11日、開山住持上師、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェ猊下は、寶吉祥仏寺において殊勝なる「地蔵菩薩法会」を厳修され、大衆を導き『地蔵陀羅尼経』を唱誦せしめられた。これにより衆生が地蔵菩薩と深き縁を結び、正しき仏法の見解を確立し、学仏における障礙を除くことができるのである。さらにリンポチェ猊下は、『地蔵経』とは孝経でもあると示され、仏経に説かれる教え、上師より賜った導きを受け、絶えずに修行を積むことによって、生々世々の父母を輪廻の苦海より解脱へと導くことこそが、真実の孝行であると開示された。

法会においては、リンポチェ猊下が大衆に対し、長く跪きて合掌し、手にツァンパカの花を捧げ、地蔵王菩薩を壇城へと恭迎するよう指示され、さらに地蔵菩薩の尊像とタンカへハダを供養された。修法のさなか、猊下のお姿はまことに荘厳にして威儀を正し、一時は眉を厳しく立て、眼を大きく見開き、忿怒の相を示されたが、その鋭き眼差しの奥には無限の慈悲が溢れ出ていた。真言を誦持される中、尊き御身よりは燦爛たる金色の光明が放たれ、大殿には妙なる香気が満ち、虚空よりは錫杖の地を打つ音や瓔珞の清らかに響く細やかなる音声が伝わり、大地は震動した。かくのごとき瑞相の現れにより、法会はまことに清浄にして円満に結ばれ、その功徳は無量無辺の衆生に広く及んだのである。

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2025 年 05 月 20 日 更新