244:上師の御恩への感謝

尊貴なる金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェの御恩に感謝致します。尊貴なるリンチェンドルジェ・リンポチェとの出逢いから仏法の貴重さを知る事ができました。

学生であった時、祖母の他界により、私は、初めて、親しい者が去っていくことを経験し、心中、多くの疑問が沸き起こりました。人は何故死ぬのだろう?人の一生における最後は、皆、この様に苦しまなくてはならないのか?祖母の葬儀において、来て貰った葬儀社の人達は、御経を唱えている時だけ黃色の長い服を身につけ、唱え終わって休んでいる時は、服を脱いでタバコを銜え、冷淡な面持ちをしていました。もし真に輪廻が存在するのなら、この様であっても、亡き者を助けることができるのでしょうか?愁傷の中、更に多くの悲愴感を感じていました。その時から、ずっと、真に人を苦しみから救ってくれる者が本当にいるのかどうかを考えていました。そして、尊貴なるリンチェンドルジェ・リンポチェとの邂逅により、この世に本当に、大修行者及び大成就者が存在していたことを知ったのです。

2002年、母はある期間、身体の調子が悪く、薬をずっと服用していました。母の身体を心配していた故に、ある一つの因縁が実り、尊貴なるリンチェンドルジェ・リンポチェに謁見を請うことになりました。リンチェンドルジェ・リンポチェは、「母は御腹、胃に問題があり、年末に手術することになるだろう」と仰いました。慈悲深いリンチェンドルジェ・リンポチェは私が心配することを気遣い、特に私に対し、「心配しなくてよい、命に別状はない」と話されました。慈悲深いリンチェンドルジェ・リンポチェは私の願いを聞き入れ、施身法への参加を許可して下さいました。その後、母の身体はかなり好転し、薬を飲まなくなり、気分の悪い状況が改善されました。

その後も法会に参加し続けました。法会では毎回、リンチェンドルジェ・リンポチェが厳しく、深い慈悲で仏法により人々を教え導くのを見、自分が真に正法を聴聞できることに喜びを感じていました。リンチェンドルジェ・リンポチェの教示と助力により、数多くの苦しみ、最も耐え難い重病や死亡等さえも解決するのを目の当たりにしました。また、因縁と福徳によりリンチェンドルジェ・リンポチェのポワ法を得られ、多くの不可思議で、殊勝な瑞相を現わして真に浄土に往生できた人は数え切れないほどです。リンチェンドルジェ・リンポチェの仏様、菩薩様の如き絶え間なく衆生を助ける能力と慈悲心を感じ取り、2002年の年末、尊貴なる金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに皈依致しました。徳を具え、成就した上師に依止して仏法を学ぶことにより、自らが生死から解脱し、また、家族や衆生も同様に、尊貴なるリンチェンドルジェ・リンポチェと仏様、菩薩様に救って戴けることを願っております。

一年後、突然、外祖母の他界の知らせを受け取りました。次の日の金曜日の午後、急いで宝石店へ向かい、尊貴なるリンチェンドルジェ・リンポチェとの謁見を請い、その日の夜、丁度、施身法がありましたので、法会開始の前に道場の入口に跪き、外祖母が施身法の助けと済度を得られるよう、尊貴なるリンチェンドルジェ・リンポチェに祈願致しました。尊貴なるリンチェンドルジェ・リンポチェは微笑んで慈悲深く頷き、願いを聞き入れて下さり、私は懺悔と感謝の念で胸が一杯になりました。そして、自分を正していないこと、また、外祖母に多くの苦しみを受けさせた事を懺悔し、尊貴なるリンチェンドルジェ・リンポチェが外祖母の苦しみを救って下さった事に感謝致しました。法会の過程においては、衆生を助ける為に一生懸命に修法される尊貴なるリンチェンドルジェ・リンポチェを拝見し、多くの衆生もまた外祖母と同様に、ずっと、病痛と死亡の苦しみの中にいるのを感じ取りました。しかし、尊貴なるリンチェンドルジェ・リンポチェは、自分の一切を犠牲にして、自分の脊椎と手のひどい重病による痛みを顧みずに、衆生を助けているのです。更に懺悔と感謝の念が深まりました。

「人生は得難し、仏法は聞き難し、上師は逢い難し」。どのような幸福の御蔭で、今生でこの様な大修行者、大成就者に巡り会えたのでしょうか。法会に参加する度に、尊貴なるリンチェンドルジェ・リンポチェの仏法を聴聞し、やっと、自分を反省することを知りました。以前は、自分を善人だと考え、大きな悪事を働かないのであれば良いとしていましたので、海賊版の音楽を聞いたり、公的な物を私用化する等の小さな悪を断ち切れずにいました。そして、常にこの様な自分の誤りを合理化しようとしていました。尊貴なるリンチェンドルジェ・リンポチェは、嘗て、何れの大悪は全て小悪が徐々に育てられて出来たものであると説かれた事がありました。尊貴なる金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェの仏法による教えと導きの下、自分の累世の貪瞋痴が減少し、更に断ち切ることが叶い、今生において生死を解脱できるよう願います。また、上師が常しえにこの世に住し、全ての衆生が仏法による救いを得て苦しい生死輪迴を解脱できるよう祈願致します。

寶吉祥仏法センター 弟子 邱彥中

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2013 年 04 月 06 日 更新