196:懺悔する弟子

昔を振り返ってみると、私は子供の頃、貧しく病気がちで、父は早くに亡くなりました。また物事がわかる前から家計を背負うことになり、その後、生まれた家庭からも離れてしまい、心は度々傷を受け、事業はいつも倒産する等々、いつも困難に遭い、心の苦しみは筆舌しがたいものです。しかし、仏菩薩は私を見捨てたりしませんでした。私は遂に探し当て、2004/8/22に寶吉祥佛法センターの尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに皈依することができました。皈依して四年の間、自分の劣った習性をリンチェンドルジェ・リンポチェの加持と教えから受けることができ、今は少しばかりわかってきました。私は過去からずっと外への欲望が強く、累世の業が絡み付いています。なんと恐ろしいことでしょう。また、仏を学ぶことは輪廻の苦しみから解脱し、自利利他を行うことがわかりました。

リンチェンドルジェ・リンポチェが嘗て開示したひとつひとつのことを思い出すと、目頭が熱くなって涙が止まりません。またリンチェンドルジェ・リンポチェが、六道眾生が輪廻の苦海の中で悟ることができずにいるのに心を痛めて嗚咽していたのが目に浮かび、自分自身がより心意を表すことができないことで懺悔の気持ちでいっぱいです。リンチェンドルジェ・リンポチェの喜びもお叱りの一言一言もすべて衆生を利益するのためであり、今は、おとなしく話を聞き、しっかりと修行しなければならないと思っています。私はもしもリンチェンドルジェ・リンポチェがいなくなったらどうしたらいいのかわかりません。上師のため、衆生のためにできるだけの心意を尽くしたいと思います。

寶吉祥仏法センター弟子 張培桐
2009年1月1日

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2017 年 04 月 04 日 更新