156:自分の人生に、如何に向き合うべきか教え導いて下さったリンチェンドルジェ・リンポチェに感恩
2005年11月5日妹と私は、妹の恋愛問題の件で、逸仙路の寶吉祥宝石店に赴き、尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに謁見を求めました。リンチェンドルジェ・リンポチェが法座に座り、最初の信者に、どうしましたか?と質問された時、私は突然胸苦しくなり、なぜか涙が止まりませんでした。その時、接待してくれた兄弟子は、ずっと私と妹に問いかけました。如何しましたか、どうして私と妹はずっと泣いているのですか、もしかして、家に何か問題が起きたのですか? 私達は、何も有りません、家に何の問題もありませんと答えました。でもどうして涙がずっと流れ出るのでしょう?(後で分かったのは、リンチェンドルジェ・リンポチェの大修行者としての摂受力(慈悲で衆生を救う力)によるもので、私たちの涙がずっと止まらなかったのです。)
尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの面前で、跪いて待っていると、リンチェンドルジェ・リンポチェは質問し始めました。どうしましたか?妹はリンチェンドルジェ・リンポチェに恋愛問題の件で、お伺いしました。リンチェンドルジェ・リンポチェは妹に、愛情の最後の結果は「生、離、死、別」の四文字です。現在は、ただ別れだけです。悩む事は無いでしょう?自分で悩みを作らないで、満足がいくような生活をしなさい、と教示しました。続けて私を見ました。:何かありますか? 私は、何も問題はなく、すべて順調にいっていると、心では思っていたのですが、涙がずっと流れて止まりません。慈悲深いリンチェンドルジェ・リンポチェはもう一度尋ねました。どうしましたか? そう聞かれて、ボーイフレンドと付き合って10年たち、まだ結婚していない事を思い出しました。そこで、リンチェンドルジェ・リンポチェに、お伺いしました。私は結婚できますか?尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは、ボーイフレンドと私の干支を尋ねました。しばらく精神を集中させてから、私に告げました。ボーイフレンドの母親は、私が稼いだお金を家に入れてほしいと思っています。この時、頭の中は一切空白になり、涙が止まらず、わかりましたと、うなづくだけでした。最後に私と妹は、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェに法会参加をお願いし、翌週日曜日の法会に参加しました。法会に参加してから尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの教示とお導きで、私たちが人間世界に生まれついた目的がやっと理解できました。
小さい頃から、心の中にいつも一つ疑問がありました。それは、私達はどうして人間なのでしょう?人として生れ落ちてから、何をすべきなのなのでしょう? どうして人間としてきちんとすべきで、思うがままにしてはいけないのでしょうか? 食事をして、眠って、生活して...その為だけに生きているだけで、これら以外には無いのでしょうか?これらの問題はずっと解答が見つからず、そして答えが無いため、私は目標無しで生きているだけで、毎日食事して、眠って、生活して、自分の人生に直面しようとせず、すべて思うがままに、したい放題で過ごしていました。
私は小さい頃から、身体が丈夫ではありませんでした。物心ついた頃からずっと病院に通い、医者に注射してもらっていました。すぐ風邪をひき、熱を出し、注射を打たなければ熱が引きません。この様に抗生物質に頼って大きくなりました。風邪の時はいつも、熱が出て、熱が下がり、そしてまた風邪を引き、それの繰り返しがずっと続き、今まで太った事がまったく無く、小さい頃からとても痩せていて、いくら食べても太りませんでした。
尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェにめぐり遇い、リンチェンドルジェ・リンポチェの教育指導で、私達は仏法の中の意味を理解できました。
人身は得難し──人間の身体を得るのは難しく、輪廻の繰り返しの中で、福報の種を蒔いた因縁と、カルマの力で人間になる事ができ、改めて自分の悪業と問題に直面するわけです。小さい頃からの病気は、累世で殺業が重すぎたため、殺害した衆生に身体を使ってお返ししていたのでした。
尊きリンチェンドルジェ・リンポチェに皈依し、仏法の勉強を始めてから、抗生物質を打たなくなりました。注射をしたり、西洋薬を飲む事は、抗生物質で自分の細胞を殺す事になると分かったからです。これも衆生殺害となりますので、その後は一切注射をしなくなりました。自分の身の上に起きた病苦をすべて受け入れてから、身体は返ってますます元気になり、風邪を引く回数もだんだん少なくなりました。これらすべてリンチェンドルジェ・リンポチェの教育指導と、仏法の素晴らしさによるもので、そのご恩に心から感謝いたします。
仏法は聴聞し難し──人となり、一生の内に真の仏法を聞く機会と縁があるとは限らず、それには福報因縁が必要です。尊きリンチェンドルジェ・リンポチェが、台湾で法を伝えて居られるお蔭で、私達は真の仏法を聴聞することができ、感謝しております。
上師には巡り会い難し──妹の曉薇に感謝します。彼女は恋愛問題に執着があり、苦しみ、その為寶吉祥仏教センターで、仏法を勉強する縁がありました。本当の大修行者──金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに依附する縁ができました。
尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは、人生に直面する教育指導をして下さり、弟子の私に仏法の勉強と、教えを遂行できる機会と縁を与えてくださり、自分の一生を恐れたり、助けが無いなどと感じないようさせて下さいました。尊き上師のリンチェンドルジェ・リンポチェは、父親より私の問題を良く理解してくれ、自分の独りよがりなことが、どんなに怖い事か、本当に納得させてくれました。
人生の問題はすべて対処できると思い、いつも自分の考えで物事を処理し、何事も怖がらず、年長者を恐れず、社長や同僚も恐れませんでした。自分はすごいと思い、学んだ事は何でもすぐこなし、自分で人生すべてのことに直面できると思っていました。この様に、家庭、会社に於いて、常にまわりの人にプレッシャーを与え、他人を尊重せず、人を傷つけていました。甚だしいのは自分の考え方で仕事をし、会社の規定に従わず帳簿を作り、会社の経理帳簿を勝手に書き換え、社長に損失を与え、主任は叱責を受け、同僚には乱れた帳簿の片付けに、無駄な労力と時間を使わせました。
尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに自分の過ちを指摘され、重なる警告と加持の後、やっと自分の過ちの深刻さに気が付きました。会社の団体の中では、自分の思い込みだけで行動してはいけない事、自分の本分を厳しく守り、自分の仕事の範囲を越えてはいけない事、更には主任や同僚の気持ちを顧みず、他人にみだりに腹をたててはいけない事です。会社の団体の制度を破壊して、地獄に落ちる悪因を自分で作っただけでなく、更には同僚を悩ませたこの怖い起因は、すべて自分の思い込みがもたらしたものでした。
慈悲深い金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは諄々と戒め、弟子の誤りを指摘し、弟子に過ちを正すチャンスを下さり、心からの懺悔の気持ちを起こさせ、過ちを再び犯さず、悪業を行わないようさせて下さいました。このご恩に心から感謝致します。弟子の私に、自分の過ちと悪念を正す必要を気付かせて下さり、これは人生で最も重要で、またこの一生で人として行うべき事です。ただ自分の身、口、意識の舵をうまく取り、自分の欲望に二度と走らず、再び悪業を犯さず、悪縁を作りさえしなければ解脱でき、輪廻を繰り返さなくてすみます。
寶吉祥仏教センターのすべてのお弟子の方々へ、私の過ちを参考として、会社或いは家庭においても自己を警戒し、自己の思いつきで、物事や人に対処しないことを望みます。弟子として、教えを遂行し、不変の仏法の学習を堅持し、過ちを改め善行を心がけ、懺悔し、感恩することで、尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェ、法王、歴代伝承の上師、及び緒仏菩薩の恩徳に応えたいと思います。
一切の衆生が福報の因縁を備え、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェにめぐり会うことができ、仏法の素晴らしい教示を得られ、輪廻の大海から解脱できますよう願っております。
寶吉祥仏教センター弟子陳曉玉 上師のご恩にお礼申し上げます。2009/1/1
2009 年 07 月 19 日 更新