129:心境の変化──尊貴なる金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェの私に対する御教示

2005年4月、金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに謁見を求める為、初めて寶吉祥宝石店へ行きましたが、因縁が満たされておらず、金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェにお会いすることはできませんでした。二回目に宝石店へ行った時もまた、金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに謁見できずに、私は宝石店入口のレンガ道で待っておりました。その後、宝石店のドアが開かれ、頼さんが手招きをして中に入るよう言いました。

頼さんの御話によると、リンチェンドルジェ・リンポチェが電話を掛けて来られ、最近誰が店に来たのかを尋ねられましたので、リンチェンドルジェ・リンポチェに私のことを伝えたところ、リンチェンドルジェ・リンポチェは電話の向こうで、「あなたは魚と鶏肉を食べている。皮膚にアレルギーがあるのではないか?あなたは流産をし、子供を下ろしたことがあるのではないか?」とお聞きになったそうです。

私は非常に吃驚して、ずっと頷いていました。金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは私に会ったことはありませんが、私の事を知っていたのです。頼さんは、リンチェンドルジェ・リンポチェは私に法会に参加するよう仰っておられることを話し、私はすぐに頷いて、施身法参加の申し込みをしました。

尊貴なる金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェの我が子への加持

私の長男は、学校でよく先生に立たせられて質問されたり処罰を受けたりしていました。子供は授業中集中できず、よくぼうっとしていたからでした。また、気管支が悪く、五秒に一度位の軽い咳をよくしていました。そこで、私は子供を伴い金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに謁見を求めました。

金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは、子供が真面目に勉強できないのは、小さい頃テレビを見過ぎたからであること、ずっと咳をしているのは、この子を妊娠している時に、冷たい物を食べ過ぎたからであると仰いました。

尊貴なる金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェの仰ったことは少しも間違いはありませんでした。長男には約11個月くらいから、毎日朝から晩まで英語の学習ビデオを見せていました。子供を妊娠していた時、私は氷水を飲むのが好きで、陣痛が起きてからさえもアイスを買って食べていました。金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは慈悲を以って子供を加持して下さり、金剛結びを一本送り、掛けて下さいました。尊貴なる上師は、子供の部屋の中に人の顔の玩具があるかどうかをお聞きになりました。私は心中ぎょっとしました。何故なら、ある政治大学ロシア文学部の教授(ロシア人)が夏休みにロシアからマトリョーシカ人形を買って来て子供に送ったばかりだったからです。このマトリョーシカ人形は6つの小さなマトリョーシカ人形を中に入れることができるものでした。金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは、次回それを宝石店に持って来るよう仰いました。

一週間後、私は子供と共に、マトリョーシカ人形を持って宝石店を訪れました。尊貴なる金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェはそれを見た後、「実にこれです。」と仰いました。ミネラルウォーターを持って来てマントラを唱えながらマトリョーシカ人形上に掛け、私に、宝石店の出口を出た後、振り返ってはならず、マトリョーシカ人形を宝石店から少し離れたゴミ箱に捨てるよう仰いました。現在、長男は、金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェが加持された時に「成績は来年から良くなる。」と仰られた通りとなり、軽い咳もしなくなりました。

尊貴なる金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェの私に対する慈悲

私と舅姑との関係は良いとは言えず、結婚後、舅達と一緒に住んでおりましたが、私は、毎日、涙と苦しみの中で生きていました。精神科での診察を受け、憂鬱病の薬と安眠薬を服用し、神経を鈍らせ、頭で考える反応を遅くしてこそ夜はゆっくり休めるのでした。

私は嘗て、尊貴なる金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに教示を求めたことがあり、非常に苦しみを抱きながら、金剛上師に、姑が私に、家庭の躾ができていない、父母は何も教えなかったと私を罵ったことを話しました。すると、金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェもまた私に、「そうですよ!あなたは家庭の躾を受けていないのです。」と仰いましたので、頭を下げて、大修行者でさえ、私が躾を受けていないというのですから、自分を検討しなければならないと感じました。また、思い掛けないことに、金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは「もし今後困ったことがあったら、私に言いなさい。」と仰って下さいました。私はすぐに頭を上げ、自分の耳で聞いたことを信じることができませんでした。非常に吃驚して金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェを見つめ、心の中で、私は今後強くなるだろうと思いました。尊貴なる金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェの私に対する慈悲を深く感謝致します。金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェ、有難うございました。

現在、私の心には、舅、姑、義理の妹、義理の弟には恨みの気持ちはありません。彼らを思い出して涙を流したり、罵りたいと思ったり、根深い怨憎心を起こすこともなくなりました。私は金剛上師の私に対する慈悲の加持を感謝する為に宝石店に赴いた時、尊貴なる金剛上師は、「心境の変化も進歩の一つです」と説かれました。

諸々仏菩薩と尊貴なる金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェの私に対する慈悲に心から感謝致します。

弟子 葉家卉

2009 年 07 月 19 日 更新