127:上師リンチェンドルジェ・リンポチェが授けて下さった光明に満ちた人生と未来–上師リンチェンドルジェ・リンポチェの御恩に感謝致します。
リンチェンドルジェ・リンポチェに出会う以前、私の人生は暗闇の中にいたと言ってもよいでしょう。幼い頃から兄弟姉妹は身体が弱く、それは父母の心配の種でした。私は小学校の時から非常に卑屈になっており、身体も弱く、勉強もできず、何を学んでも修得できず、暗誦するにも覚えられず、私はどうして何時もこうなんだろうと考えていました。(今は自分の過去の悪業が重く、真面目に仏教を学ばず仏法を聴聞する福徳がなかった故であると分かりました。本当に恐ろしい事です!)父母及び兄姉達の慈しみ深い愛情と世話に感謝致します。
2003年12月のある早朝、姉からの電話で、父が呼吸困難に陥り病院に送られたことを知りました。私はこれを聞いて、父がこのように逝ってしまうことに非常な恐れを感じました。病院に到着し、父が両目を見開き、口を大きく開けて管を挿入しているのを見て、涙が溢れ出し、「お父さん!」と絶え間なく叫んでいました。この様にして父は他界したのです。病院の廊下の椅子に座り、泣くのを我慢しながら「どうしてこんなに早く逝ってしまったのだろう」と言う母の姿を見て、私は心中、耐えられない思いがしました。父が逝ってから8時間、葬儀社の方法に基づき、念仏テープの流す仏様の御名に合わせて交替で念仏を唱える間、私は泣き続け、父の足に軽く触れ続けました。今思えば何と親不幸なことでしょう!父が逝く時に多大な苦しみを味わわせてしまったのです。
父が他界し四週間目のある日、母は身体の調子が悪く、三番目の兄と姉が付き添い、松山医院で以前父の主治医であった謝医師に診て戴きました。謝医師は父の他界を知ると、母、三番目の兄、姉に、今日急いで謝医師の上師に謁見をし「施身法」に参加し父の済度を請うよう言いました。姉は帰宅して私にこの事を話し、私も同行する事を希望しました。そこで二日目、姉は私を伴いリンチェンドルジェ・リンポチェに謁見しました。私は、このような因縁によって、尊貴なる金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに出会ったのです。\
リンチェンドルジェ・リンポチェにお会いする以前、姉は、私の身体は弱く、この様な能力のある大修行者に出会うのは難しいから、機会を逃さないように、上師リンチェンドルジェ・リンポチェに加持を求めるよう、再三言っていました。しかし、私は上師リンチェンドルジェ・リンポチェの御前に跪いた時、一言も語ることができず、姉は私に代って施身法への参加を請いました。思いも寄らぬことに、リンチェンドルジェ・リンポチェは参加を許可して下さり、また、他に何か聞きたいことがあるかどうかをお尋ねになりました。私は、終に勇気を出して、自分の身体が弱く、歩いている時によく倒れてしまうことがあり、慢性の偏頭痛(毎回、痛みの為に吐きそうになる)があり、腰は痛みで真っ直ぐできなくなり、検査をしても原因が見つからないと話しました。リンチェンドルジェ・リンポチェは慈悲を以って私の右手を机の上に置くよう仰り、御手を私の右手掌の上方に置かれると、私はある熱気を掌の上に感じました。その後、リンチェンドルジェ・リンポチェはボールペンを取って私の腰痛箇所を指して、「ここですか?」とお聞きになりました。私は「そうです、その通りです」と答えると、リンチェンドルジェ・リンポチェは、私が第二子を出産した時、手術台上で何かに邪魔されました(第二子出産時、全身が気が狂う程苦しみました。一子、二子とも帝王切開でしたが、第一子はこの様ではありませんでした)。私はリンチェンドルジェ・リンポチェに助けを請いました。私は長い間仕事に出られず、今やっとのことで仕事が見つかりましたが、体力的に耐えられないことを恐れていると言いました。慈悲のリンチェンドルジェ・リンポチェは、脊椎も良くなく、背部プロテクターを購入して腰を支えるよう仰り、直ぐに、ある法友にお願いし、どこでそのプロテクターを購入できるのか教えてあげるよう伝え、私に法会に出来るだけ多く参加するよう説かれました。リンチェンドルジェ・リンポチェの慈悲による加持の御蔭で、現在迄、私の腰は真っ直ぐできなくなることも少し動いては倒れてしまうこともなくなりました。
その時から私は、姉と共に施身法会に毎回参加するようになりました。弟子は悪業が根深く、福徳が不足していた為、仏法を聴聞し一年が過ぎてからやっと皈依に至りました(2005年7月10日皈依)。上師の慈悲の御蔭で、私は、金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに付いて仏教を学ぶことができました。もし、私達に仏法による救済と教示を与えてくれる具徳の上師がいなかったら、もし、私の過去世における親しい者及び恨みを持つ者に絶え間なく加持を授けて下さり、法会に毎週参加させ、仏法を聴聞させ、仏教を学ばせて下さる上師がいなかったら、私は仏法の浩瀚さと貴重さを感じ取ることはできなかったでしょう。
「人身得難し、仏法聴き難し、上師逢い難し」絶え間なき加持と慈悲による教示を与えて下さるリンチェンドルジェ・リンポチェの御恩に心から感謝致します。本当に有難うございます。一切有情に上師リンチェンドルジェ・リンポチェの救済を得られる御縁が結ばれ、リンチェンドルジェ・リンポチェに付いて仏教を学び輪迴の苦しみから解脱されることを祈りたいと存じます。
弟子 謝麗芳 2008年12月24日
2013 年 03 月 13 日 更新