109:尊き上師リンチェンドルジェ・リンポチェに礼敬

尊き上師リンチェンドルジェ・リンポチェは、慈悲深くも病院まで足をお運びになり、患者に加持して下さいました。そのおかげで、私一家に因縁があって、リンチェンドルジェ・リンポチェに皈依できました。

 その日はいつもと同じような病院勤務の日でした。方先生が、集中治療室へ行ってある患者を診察しなければならない、と言いました。その患者は目に潰瘍を患っており重症でした。それから一週間後、方先生から、例の患者が眼の検査のために外来にやってくるということを聞きました。「集中治療室にいた患者がどうしてたったの数日で外来で治療を済ませられるまでに回復するのか」と私はとても驚きました。外来での診察が終わるのを待って、私は方先生に「あれほど重症だった患者が、どうしてこれほど早く回復したのでしょうか」と聞いてみました。方先生によると、彼の上師は集中治療室へ行って、その患者を加持したからです。

 その夜、家に帰ってから一連の出来事を夫に話してみました。この現代にそのような素晴らしい力を持った成就者が存在するということに夫も大変驚いたようで、方先生にその上師のお名前を聞いてくるようにと私に言いつけました。この二十年来、夫は顕教を信奉しており、非常に高名な師の下で仏法について多くを学んでいましたし、経典の勉強もそれなりにしていました。けれども、今回の件のように、実際に病人を救うことが出来るような素晴らしい力を備えた成就者に出会ったことは無かったのでした。そのような貴人の存在は経典の世界だけのことだと考えていたので、実際にそのような成就者にお目にかかれるのは、世間では非常に得難いと思います。

 それから数日後に、私は偶然方先生と行き会いました。先生は上師の名前を私に教えてくれました。それから、現代医学ではどうにもならない病気に対して、上師の加持はこれまでに数々の奇跡を起こしているということも話してくれました。私はその話に対して半信半疑だったので、先生はリンチェンドルジェ・リンポチェのDVDを私に手渡して、「このDVDを見た者は誰でもリンチェンドルジェ・リンポチェのご加護を受けることができる」と言いました。その夜、私達は一家全員でDVDを見ました。私には3歳になる息子がいますが、喘息持ちで一年に何度も急患で病院に駆け込むような状態でした。当時、息子は3か月も風邪をひいており、予防接種も受けられませんでした。しかし、DVDを見終わってから、息子は寝てしまいました。咳も止まりました。翌日、息子を連れて診療所に行って、息子の肺に痰が消えたので予防予防接種を注射できると、診断されました。

 暫く経って、夫と私はリンチェンドルジェ・リンポチェに謁見しました。リンチェンドルジェ・リンポチェは、「もし仏法を学んで家族に煩悩を起させると、仏法ではない」と開示されました。私はとても驚きました。どうしてリンチェンドルジェ・リンポチェは、私達が常にこの事について、よく言い争いをしていることを分かるでしょうか。今まで私は全く仏法を信じず、夫とよく口論をしています。リンチェンドルジェ・リンポチェは、夫に開示されましたが、お経を読むのは唯理論ですが、如何なる生死から解脱するのは法会に参加しなければいけません。その後、私達はリンチェンドルジェ・リンポチェの殊勝なる法会に参加し始めました。このような成就者に出会うことは、宝くじで一等が当たることより難しいと深く感じました。夫も言いましたが、上師リンチェンドルジェ・リンポチェの法会開示を一回聞くと、過去仏を学んで二十年間、沢山の経典を読んだより、勉強になりました。誠にご恩に感謝を捧げます。

リンポチェに皈依してから今まで四年に経ちました。息子が再び急患に受診されなく、喘息の治療薬も飲んでいません。3年前に、息子もリンチェンドルジェ・リンポチェに従って標高4000メートルのチベットへ巡礼しました。息子は一般人よりも速く歩きました。これは全てリンチェンドルジェ・リンポチェから頂いた福報のお陰です。

尊き上師リンチェンドルジェ・リンポチェが長く此の世に存在し、尚更に多くの縁がある衆生に済度されることを願います。

金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに感謝致します。

弟子 王麗真 2008年12月16日

« 前へ – 衆生済度の事跡へ戻る – 次へ »

2018 年 08 月 11 日 更新