096:菩薩のお導きに感謝
菩薩のお導きと王兄弟子が紹介した「寶吉祥」の因縁に私は感謝しています。私はこの世で四十七年もの間迷っていましたが、このような福報を得て寶吉祥に於いてリンチェンドルジェ・リンポチェから仏法を聴くことができ、リンチェンドルジェ・リンポチェに皈依して、衆生の利益のために成仏する事を発願しました。
リンチェンドルジェ・リンポチェは徳高き上師であり、現在この世での貴いお寶です。これは私が内心から皆さんにお伝えしたいことであります。有情衆生の一切がリンチェンドルジェ・リンポチェの加持と仏法利益を得ることができ、輪廻の苦しみから解脱されるように願っております。
実は私がリンチェンドルジェ・リンポチェに皈依する前、既に外の各顕密仏教の道場を色々と廻っていました。毎回道場を離れた原因は内心常に浮びあがる考えの故です:それは「仏法は本当にこういうものなのか?」という思いで、私は到るところで学び、又道場を離れていきました。その間私は八年もの歳月を注ぎ込んでいたのです。最後には、私は本当の仏法を感じ取ることができないので、いっそう自分で家に閉じこもり、どの道場にも行かないことにしていました。自分で目標を立て実家で仏法を勉強していたのです。しかしながら、私の内心ではいつも観音菩薩に私の根本上師に出会うことを祈り、この一生で生死の苦悩から解脱させてくださるようにと祈っていました。そうしてまた四年の歳月が過ぎてしまいました。
私が始めてリンチェンドルジェ・リンポチェに謁見できたのは、王兄弟子と陳兄弟子が紹介してくださったお蔭です。兄弟子達は、リンチェンドルジェ・リンポチェの施身法はとてもありがたいものだとおっしゃいました。ただ、初めて法会へ参加するには、先にリンチェンドルジェ・リンポチェに会わなければ参加できないと言うことでした。
その時、私はそれほど熱心ではなかったのですが、王兄弟子がリンチェンドルジェ・リンポチェに謁見する時、仏法上如何なる問題でも皆リンチェンドルジェ・リンポチェに開示してもらえばいいと言ってくれました。それで、上師に謁見した時、なにげなくリンチェンドルジェ・リンポチェに「どうやって仏法を学べばよいのでしょうか」と伺いました。この時のリンチェンドルジェ・リンポチェの開示は、一瞬にして私を感動で包み込んでしまい、また私の後半生の仏法を学ぶ態度を一変させてくれるとは思いもしなかったことです。
上師の開示に私は感動し興奮しました。その間私の感じたものは本当に言葉で現せるものではありません。それは、大海の中で長く方向を失い迷っていた船が、突然光りを放つ灯台を見つけた時のような興奮でした。上師が私に開示してくださった時、一番私を心服させたのは、上師は私が十二年来仏法を学んできた途上での心の奥の痼を見透かし、私の内心に絡んでいた執着心を開示なさってくださったのです。
尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは、まさに仁徳高き上師で、この世の貴いお宝であることを讃えます。リンチェンドルジェ・リンポチェが開示なさった時点で、私は既にリンチェンドルジェ・リンポチェに皈依し、上師から仏法を学ぼうという気持ちになりました。私が上師にそのことを告げますと、上師は:「リンチェンドルジェ・リンポチェから仏法を学ぶのはとても辛いことですし、私の道場は非常に厳しいのです。」とおっしゃいました。上師は私に、三日間よく考慮して、三日後に決定したことを報告しなさいとおっしゃいました。
もちろん三日後に、私は又リンチェンドルジェ・リンポチェにお会いして、是非弟子としてリンチェンドルジェ・リンポチェから学びたいと申し上げました。それからは積極的に毎回の法会と共修に参加し、毎回上師の仏法開示を聴く度に、慙愧の念と感動と同時に、歓喜を与えていただきました。
最後に、私はここで一切有情の衆生が尊いリンチェンドルジェ・リンポチェの加持と仏法のご利益を得ることができ、輪廻の苦から解脱できますようにとお祈りいたします。
上師の仏法への開示、慈悲願力の加持がなければ、私の心は毎日六道を輪廻して、有意無意有心無心に関わらず、悪業をなしても自覚することができなかったでしょう。
上師の慈悲願力の加持がなければ、私は自分の心を見直し検討することができませんでした。今になって私は自分の過ちに気がついたのです。上師の慈悲願力の加持がなければ、私は自分の悪習を取り除くことができませんでしたし、病の果報重罪を軽くして受けることができませんでした。
上師の慈悲願力仏法への開示がなければ、私は正法を聴く機会が有りませんでした。尊き金剛上師様!弟子として私は金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェが長くこの世に留まり、一切有情にご利益がありますようにと祈願いたします。
願わくば一日も早く菩提成就できますように、願わくば一日も早く上師と心が通じ合いますように。
南無阿弥陀仏!
寶吉祥弟子 劉家豪合掌
2009 年 03 月 22 日 更新