リンチェンドルジェ・リンポチェの修法が姑の躁うつ病を緩和した

私の姑は四十年近い病歴を持つ躁うつ病患者です。かつては病情がひどく重く、栄総病院に入院し電気治療を受けていたほどです。長い間、姑の精神状態は不安定で、幻聴、幻覚に度々襲われ、激しく興奮し憤怒した状態で日々を過ごしていましたが、その後、主人が中国に赴任し、姑のそばにいられなくなると、状況はさらに悪化して行きました。

けれども、かつてリンチェンドルジェ・リンポチェが「現世で鎮静剤や睡眠薬を服用したり、麻薬に手を出したりすれば、来世はその報いで知的障害か精神病になってしまう」と開示なされたのを思い、姑の来世のため、医者には連れて行きませんでした。姑が日々苦しんでいるのを目の当たりにし、来世までもこの苦しみが付いて回るのではあまりに憐れ、と考えたからです。

昨年、姑の病状はさらに悪化し、怒り狂っている時には、部屋のドアにきりを突き刺し怒りをぶちまけ(我が家のドアはほとんど蜂の巣状になってしまいました)、また様々な訳の分からない行動を取るようになり、私達の日常生活はめちゃめちゃになって行きました。護法が守って下さるため身に危険は及ばない、と分かってはいても、姑がきりを握りしめ振り回すのを見ていると、恐れを抱かずにはいられませんでした。けれども、姑が毎日怒りに任せて人を罵倒し、息子が誘拐されたりはしないかと心配(主人は一人っ子です)する様子を目にするにつけ、母親としての心情は理解できるため、ある日曜の朝、朝のお勉めを終えた時、私はマンダラ上のリンチェンドルジェ・リンポチェの画像に祈りを捧げ、午後の法会において、リンチェンドルジェ・リンポチェが、愚かな弟子に開示下さるよう願いました。なぜなら、私はどのようにして姑の状況に対処したら良いのかが、既に分からなくなっていたし、姑が苦しむのを、もうこれ以上見てはいられなかったのです。

午後の法会において、リンチェンドルジェ・リンポチェは、いつものように皆に向けて開示なされました。リンチェンドルジェ・リンポチェの開示中に、「孝行を尽くすべき」とのお言葉を聞き、私は姑にどのように対するべきかを悟りました。また法会で、リンチェンドルジェ・リンポチェは「蓮師法」を授けられ、「蓮師は既に仏果を得られたが、鬼道にある衆生を済度するために、鬼王となって衆生を済度していらっしゃる」と開示されました。その時、私はドキッとしました。姑が怒りを爆発させている時の顔は、本当に鬼のようだったからです。

ところが、法会が終わり帰宅後、私と娘は信じられないような光景を目にしました。姑がリビングルームに端座しテレビを見ていたのです(姑は既に長らく、静かに座ってテレビを見るということはありませんでした)。さらには、静かに落ち着いた声で私達に劇中のストーリーについて話したのです。私と娘は、お互いに長く見つめ合いました(驚きで目を大きく見開いていました。正午に家を出た時には、姑は依然としてレッドゾーン、警戒状況だったのですから)。私達はもうどれほど長い間、こんなに静かに、ごくごく普通の時間を過ごしていなかったことか!

この状態は、非常に長く続きました。リンチェンドルジェ・リンポチェの菩提心と大威徳力のお陰で、姑の冤親債主は一先ずは姑を惑わすことはなくなり、姑は平静になりました。もしリンチェンドルジェ・リンポチェがいらっしゃらなければ、私達家族は今頃どうなっていたか、想像するだに恐ろしいほどです。リンチェンドルジェ・リンポチェのご加護と加持に心より鳴謝申し上げます!

愚弟子 陳敏汾   敬白

2009 年 02 月 04 日 更新