尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの法会での開示 – 2021年6月20日

尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは台北寶吉祥仏法センターにて自ら殊勝な施身法法会を司られ、並びに貴重な開示を賜られた。

国内では、新型コロナウイルス感染の警戒レベル第三級の実施につき、我が道場は政府の規定に厳格に遵守するよう、室内では五人以内、ソーシャルディスタンスを保った上、オンライン法会という措置を講じて、引き続き衆生を仏法によりご加持させ、不安と苦痛を遠ざけられるよう願っています。

リンポチェは修法を始め、受苦ただ中の亡者を済度させた。リンポチェは大手印禅定の中で殊勝な施身法を修められ、勝義菩提心を以て、自分自身の一切の血肉、骨を観想し、漏らさず諸仏菩薩に供養し一切の六道衆生に布施される。並びに六字大明呪を長らく持呪し、慈悲なる法音が十方に遍満する。

修法が円満に終わり、リンポチェはこう開示された:

本日は、疫病の状況について話そう。去年も皆さんに言ったが、人類が肉を食べたり殺生したりしている限り、このウィルスは地球上に存在し、人類にくっついて消えない物だ。去年、我らは24時間『パルナシャバリ真言』(詳しくは関連記事をご閲覧)を修めた故、台湾は去年一年間を通し安全に過ごせたのだ。だけど、衆生は依然殺生をし続けているから、今年は再発した。皆を困らせ、大騒ぎとなったあげく、やがて事態の大変さを知り、恐怖が感じられた。ウィルスは絶えず変化しつつ、弥が上に猛威を振るっている。科学の角度からは、その異変について説明しにくいものだ。生理学、医学では、ウィルスには脳がない上、遺伝子もごく簡単なのに、何故たえず変化し続けるのか。仏法で言えば、それは異なった動物の恨みや憎しみと、動物の霊が入っているからだ。

もう一度パルナシャバリを行法しないかと尋ねるだろうが、以前私も言ったように、一回しか救えず、二回目は救えないと。寶吉祥の弟子として、なるべく親友に菜食を勧めるべきだ。それは仏教の為ではなく、仏道修行、因果、安逸な生活の為でもない。ただ単にこの土地、全世界の人類と動物衆生の為であって、悪業の中を過ごし続けてはいけないのだ。

リンポチェからのご加護のおかげで、弟子らが無事であればいいと思ってはならない。家に閉じ込もれば、自分と無関係だというのではない。閉じ込もって、自分をよく修めればいいのでもない。私が屡々言ったように、自分一人がいいとしても、社会の他の人らが良くなければ、そなたもよくならない。不便な事が多々あるようになる。こんなにも大きな道場で、千人以上も居るのだから、道理ではもし全員が心をして仏道修行し、心をして持呪すれば、この環境を変えられるはずだ。私は敢えて皆が怠けているとは言えないが、そなたらはいつも山のようなたくさんの理由で自分は忙しいと言う。もちろん、私も全国を対象に屠殺を禁止し、三日間不殺生するようアドバイスをした事があるが、これはなかなか受け入れられないのだ。

皆はお気をつけてください。疫病が過ぎたら、また肉を食べる親友らと再会できると思ってはならない。肉を食べる人こそ、この疫病に罹る確率がよほど高い。何故なら、その体内の遺伝子が、ウィルスのと非常に近いから、この体に入りやすいのだ。私が持誦(じゅじ)した『パルナシャバリ真言』(詳しくは関連記事をご閲覧)をなるべく広めよう。この真言を聞く人が多ければ多いほど、この疫病のエネルギーは消えていくものだから、この土地が少しでも良くなるだろう。人が信じようが、信じないかは人の事で、そなたはなるべく広めるのに努めればいい。彼等が聞いたら、少しでもパルナシャバリに信心を起すのに伴い、この病はだんだんと減っていく。もし、殺生し肉を食べ続けるようなら、この疫病は捌ききれず、ごたごたするからだ。

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2021 年 08 月 08 日 更新