尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの法会開示
2011年11月19日
朝7時30分、54名の寶吉祥弟子はインドのドラドンで集合して、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェを恭しく迎えるのである。尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは第12次閉関修行が円満に終了して、出関後には、すぐ尊勝なる直貢チェツァン法王に謁見しに行って、衆生のために閉関したことによるすべての功徳を尊勝なる直貢チェツァン法王に捧げた。当日の群雲はとても厚いが、しかし、リンチェンドルジェ・リンポチェが出関した時、閉関の部屋の上空の群雲が盛んに沸き始めていて、突然太陽が雲から抜きん出て、眩い光芒を放っていて、雲気の変化が凄く多くて、きわめて殊勝な竜の形の雲が現れた。黄金色の日光は群雲の中から四方八方に放って、群雲がだんだん散っていって、かすかに広大な青空が現れて、まさに仏光が世間にあまねく照らす如く、衆生は殊勝な仏法の助けを得て清浄な本性を回復することができるようになって、大修行者の閉関修行が円満に終了した瑞相に賛嘆する。
同時に、どこから飛んで来るか分からない多くの鳥類が、その名を知らないカラーの鳥、トビ、ツバメ、鳩などを含んで、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの閉関の部屋の周囲を回っていて帰らない。時々一斉に立ち上ってぐるぐる回っていて、時々林木間に止まって、絶えずちゅんちゅんと婉曲的に鳴いていて、耳に心地良いメロディーを出した。寶吉祥弟子が列に並んで、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェを恭しくお待ち申し上げる時、このように美妙な情景を見聞して、皆は非常に喜ばしいと感じて、大成就者の閉関の殊勝な功徳を称賛した。尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは根本上師 直貢チェツァン法王の指示に従って閉関して、完全に自身を考慮しないで、衆生を利益するために苦労に修行して、出関時の様々で見事な徴兆は、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの修行成就が極めて殊勝であることを顕示する。
尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは尊勝なる直貢チェツァン法王の指示のもとで、2011年11月13日にインドのドイツにあるヂャンチュウブリン寺で閉関修行を行なった。尊勝なる直貢チェツァン法王はリンチェンドルジェ・リンポチェが日ごろ無数の衆生を度して、完全に自身を考慮しないで衆生に助けを与えて、極めて大きく気力を消耗したことを知っていて、その故、リンチェンドルジェ・リンポチェが今年ヂャンチュウブリン寺で閉関することをわざわざ指示した。根本上師 尊勝なる直貢チェツァン法王が仰った話について、リンチェンドルジェ・リンポチェはいつもすべて守っていて、背かないで、遅らせる言い訳を探しない。リンチェンドルジェ・リンポチェが自分で経営する商売が非常に忙しいだけではなくて、そして1,000人を超えた皈依弟子達とその家族を配慮しなければならないが、しかし直貢チェツァン法王がこのように言いつけたことを耳にすると、直ちに承諾してそして直貢チェツァン法王の指示された時間に定刻に現れた。
尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは出関すると、閉関が円満に完成した時の薈供の供え物を、ある男性弟子に指示して、出関を迎えに来る寶吉祥弟子達に交付するように言った。この弟子は口数が少なくて、あまり他の弟子と付き合いをしていなくて、慈悲なリンチェンドルジェ・リンポチェは極めて注意深くて、わざわざ彼に、加持されたお菓子を出関を迎えに来る弟子達に交付するように指示して、彼に機会があってみんなと善縁を結ばせるようにさせて、苦心が並大抵ではなくて、上師にいつも一心に弟子に配慮していて、弟子に殊勝な因縁と福報を作ってあげるのである。
寶吉祥弟子達が列に並んで、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェが弟子達等を連れてニューデリーに向かって出発することを恭しくお待ち申し上げていて、リンチェンドルジェ・リンポチェが到来する時に、出家衆弟子が衆生を代表して、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェに供養して、そして寶吉祥弟子の弟子達等を連れて、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェに五体投地で三回頂礼した。尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは極めて柔和な目で弟子を加持して、弟子達に出発するように指示して、そして弟子達に待つ必要がなくて、観光バスに搭乗しに行きなさいと指示した。リンチェンドルジェ・リンポチェは車隊を率いてドラドンを離れる途中、依然としてたくさんの鳥類が長時間もぐるぐる回っていて離れないことが見えた。
その夜、リンチェンドルジェ・リンポチェは極めて慈悲であり、今度出関を迎えに来る寶吉祥弟子に大修行者と夕食を食べる得難い機会を与えて、弟子達に福報因縁を累積させて、弟子達は極めて大切にして恩に着る。
« 昔の法会開示 – 法会開示へ戻る – 新しい法会開示 »
2011 年 11 月 27 日 更新