尊きリンチェンドルジェ‧リンポチェは日本に「不動明王火供法会」を円満に主法終了
2014年5月25日尊きリンチェンドルジェ‧リンポチェは日本京都寶吉祥仏法センターで殊勝な「不動明王火供法会」を主催されました。参列者は日本、インドと台湾の信者28人、日本と台湾の弟子186人
計214人で法会は殊勝かつ円満に終了しました。
2008年5月29日、京都寶吉祥仏法センターの開光大典の当日、尊勝なる直貢チャツァン法王はリンチェンドルジェ・リンポチェを率い、火供を修持なさいました。それ以来リンチェンドルジェ・リンポチェは每年、日本道場で「火供」を修持なさっておいでです。
これにより直貢チェツァン法王の教法を引き継ぎ、諸仏菩薩に対して謹んでご供養申し上げるだけでなく、六道衆生と広大無辺に存在する有情衆に利益することができ、一切の衆生は無辺にして勝妙なる法益を得ることができるのです。今回の法会では、京都寶吉祥仏法センターの開光六周年を記念すると共に、日本のために、日本国と国民の福報が増えるようお祈りになられました。
尊きリンチェンドルジェ・リンポチェはこの度の法会で、不動明王本尊儀軌と殊勝な火供を修持なさり、参列者に貴重な佛法の開示をくだされました。リンチェンドルジェ・リンポチェはまず法会に参加する時、必ず持つべきの動機及び不動明王本尊を修める殊勝を開示しました。
リンチェンドルジェ・リンポチェは次の如く開示されました。我々は自分が法会に参加する心と動機を理解しなければならないです。法会が始まる前に唱える「皈依」と「四無量心」
は法会に参加する動機です。法会に参加するのは個人的な利益のためではなく、広大無辺に存在する衆生に利益するためです。「七支供養」は普賢菩薩の教えであり、全ての仏を学ぶ者が唱えるべき祈祷文です。その中に頂礼、供養、懺悔、随喜功徳、仏及び仏法が常に此の世に存在する事を祈り、僅かな善を積むべきです。最後は衆生に迴向します。七支供養は福報を積むことを助けますが、福報を積む目的は我々に福報があって、仏法を学べて修行できるため、世間の財産、地位及び健康のためではありません。
今日修めるのは密法です。密法の中に本尊は仏部、蓮花部、護法部及び金剛部の四部に分かれます。今日修めるのは金剛部の明王部で、修法の本尊は不動明王です。不動明王は日本との因縁が極めて深いですが、多くの日本信者は不動明王に対して、知らない所が多くあり、誤解もあります。昔にある者は不動明王が戦いを助けるや戦争に勝つだと思います。現代人は不動明王が敵を追い払って、敵を殺すと思います。仏法に於いて不動とは仏法を習った後、心が貪慾、瞋恚及び因果を信じない思いを動かして業を作らないです。不動明王を修める要点は皆に自分の通常に制御し難い心をコントロールさせます。
日本では不動明王の姿はチベットと少し違います。日本の不動明王はあるのは蓮の花に座り、立姿もあります。京都寶吉祥仏法センターで供える不動明王は立姿です。チベットの不動明王は右足を曲げ、左足が膝をつきました。両足の下に四つの魔:死亡の魔、煩悩の魔、病魔及び天魔を押しました。天魔を言われたのは天界に生まれても引き続きに輪廻できますから。チベットや日本の不動明王にも関わらず、右手に剣を持っておられます。チベットの不動明王像は手に持つ剣を挙げ、日本の不動明王像は剣を胸の前に持つですが、意味は同じです。
不動明王が所持する剣は敵を殺すためではありません。剣は仏法に於いて知恵を示しています。人の煩悩は剣しか断ち切れないです。それは剣がとても銳利で人の一切煩悩を全て断ち切れます。不動明王が所持する剣に火があり、知恵の火を示します。不動明王の左手は印を結び、期剋印を言われて、心の所に置きます。手には金銀で編んだ縄を持ち、縄には2個のカギがついており、不動明王は知恵及び慈悲で因果と仏法を信じない衆生を引き戻し、彼達に仏法を学ばせることを表します。
不動明王の肌が青い、目が赤色です。しかし、目は金剛部の忿怒相のようではなく、逆に少し色っぽいです。他の金剛部本尊の目が開けるようではなく、却って誘惑の感じです。不動明王の顔がとても凶暴です。それは衆生は教えに従わなくとても愚劣ですから、凶暴の様子で衆生に教えに従わせて、仏法を聞いて学ばせました。不動明王の頭に五つの人の頭に飾った冠にかぶって、頭の上に観音菩薩がいます。首に白い蛇が一匹あって、虎の皮で作ったスカートを着て、宝石など首飾りを荘厳に飾って、全身では知恵を示す火光を発しました。
不動明王の首に蛇をつけ、瞋恚を降伏できるのを示しました。仏経に若しこの世に常に恨み、憎みを抱き、他人を陥れれば、死んだ後蛇になるかもしれないです。人間は蛇を見ると恐いと感じました。それは蛇がある怒りや憎みの磁場を発したから、人間は蛇を見ると、近づきたくないです。不動明王の赤い目が貪欲を降伏できるのを示し、色っぽいの目は痴(因果を信じない)を降伏するのを示しました。不動明王の肌が青色を表すのは法性を示しました。宇宙の真の本性は青色ですから。
尊きリンチェンドルジェ‧リンポチェは続いて火供の由来及び殊勝を開示されました。今日我々は不動明王を祈請し、火供を修めます。佛経中で火供も護摩と言われます。仏経の中に護摩の由来を記載されました。古インドではある者が火で天を祭り、天の加護を得ると望みます。しかし、仏法の護摩について、加護を祈るという簡単ではありません。
火供を参加する事を通して、我々に長寿、健康、事故に遭わないなど成ります。しかし、これ等を残す目的は我々に一生に仏を学ぶために使うのです。仏経にも記載があって、火供で小壇城、水壇城及び大壇城を分けます。皈依した仏教徒は全て小壇城を修められます。リンチェンドルジェ‧リンポチェは嘗て日本で修めた護摩を見た事が有りますが、小さい壇城に属します。チベット仏教で護摩を修めると、大きい壇城を用います。
火供には四種の修行法を分けます。息(災難を鎮めること)、増(増加)、懐(懐柔すること)、誅(誅滅し、殺すこと)。この四種の修行法を修める壇城が全て違います。用いる供え物も違います。今日火供を修める時、供え物を賜って皆に火中に投げ入れさせて、皆に機会があって、直接仏菩薩及び本尊を供養し、必要がある一切衆生を布施できます。木の板に名前を書いて、火中に投げ入れれば言い訳ではないです。仏経の中に木の板に名前を書いて、火中に投げ入れる修行方法を記載しません。
火供には供養する全ての物が特別な意義があって、特別な真言があります。チベット仏教の中に火供を修める修行者は必ずリンポチェです。つまり、火供を修める修行者は必ず止らなくて一連の閉関修行をしなければならないです。今日皆は因縁があって、火供を参加するのは皆を助けて未来自ら仏に会う因縁を作りました。リンチェンドルジェ‧リンポチェは知っていますが、ある日本信者は好奇心を持って、この法会に参加しました。仏法は特定な民族に属することではなく、特定な国に属することではないです。仏法は平等ですから、法会に参加する人は仏と仏法に尊重する心を持つと、今日利益を得ます。
弟子はハタを献上する供養を祈請しましたが、リンチェンドルジェ‧リンポチェは慈悲に同意して開示されました。仏経の記載によって、大福報が無い人は仏法を聞かず、学べないです。だから、ハタを献上する目的とは我々を助けて早めに福報を積みます。
続いてリンチェンドルジェ‧リンポチェは参列者に静にさせて、此れから不動明王本尊法を修めます。リンチェンドルジェ‧リンポチェが真言を唱える声は海潮の音のように連綿と続いて絶えませんが、
法音は反響して虚空の中に遍満しました。参列者は全て専念に恭しく合掌して、一切有情衆生と伴にリンチェンドルジェ‧リンポチェの不動明王本尊と相応する殊勝な加持を受領しました。
不動明王本尊法を終えられた後、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは京都寶吉祥仏法センターの庭の壇城へ移動して、火供を修めるのを指示しました。

法会の当日には天気が薄霧で蒸し暑かったですが、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは庭に法座に上られ修法された時、リンチェンドルジェ・リンポチェの真言を唱える声に伴って、涼風が始めて吹いて来て、暑苦しい天気がすぐに爽やかになりました。
この時、群雲は急速に薄くて消えて、日光は雲の中から現れて、空は広く真っ青の天候に現れ、快晴の天空に同時に甘露妙雨が降りました。天候が連続して素早い変化及び快晴で雨が降った瑞相は参列者に驚かせました。修法の過程には、大きな鳥が二羽、火供壇城の上方で天空を旋回し、さらに鳥の群れが京都寶吉祥仏法センター周辺でさえずり、心地よいことこの上もなかったです。天空には多くの龍及び大鵬金翅鳥など形の雲が現れて、雲は様々な様子を変化して、景色が極めて不思議でした。様々な殊勝な瑞相は全て尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの修行密法成就の故に、その上、命を尽して修法して無数な有情に利益しました。諸仏菩薩、龍天護法が共に護持と賛嘆にお越しになりました。
火供儀軌を行っている時に、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは慈悲深くて、参列者すべてが一人一人前へ進み出て、リンチェンドルジェ・リンポチェが修法なさった供品を受取る機会をお与えくださいました。そのおかげで、参列者は供品を自ら火供壇城に投げ入れることができて、諸仏菩薩に供養し、衆生に布施する事が出来ました。リンチェンドルジェ・リンポチェは3時間余りに渡り修法くださり、絶えずに真言を唱えて様々な供え物に加持し、スピードが速くて止らないように供え物を参列者の皿に渡しました。全ての参列者に直ぐ供え物を貰えるため、リンチェンドルジェ・リンポチェは常に皆の足取りと状況を注意し、また絶えずに眼差しで衆生を加持しました。
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壇城の中の火焔は火神が降臨したようだ。 |
修法の過程には、火供壇城の火焔は極めて猛烈で、火焔は二階の高さにまで吹き上がり、燃え盛る烈火は突然命が宿ったように激しい勢いを示し、密法の殊勝さは想像を遥かに超えていました。尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの修法に従い、壇城の中の火焔は火神が降臨したように火焔は様々な変化の瑞相をに示し続けました。
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火供壇城中の火焔は最初諸仏菩薩が騎乗座騎し降臨なさったような形を現し、衆生を済度なさるリンチェンドルジェ・リンポチェの無比なる功徳を讃えているのようだ。
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その後、火焔には立姿の不動明王の法相がはっきり現れて、左手に持つ法器が仏法の慈悲と知恵を示しました。火焔は速くて変化し、不動明王の右手に剣を持って、威猛無比な形を徐々にはっきり見え、剣の上の智恵の火焔が人間の一切の煩悩を断ち切ることができます。
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不動明王の首の上の蛇は絶えずに火焔の変化の中に現れた。
不動明王の姿は間もなく虚空に消えようの際には、炎の中に如実に尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは正座して修法する姿が現れました。リンチェンドルジェ・リンポチェは火供を修める頂冠にかぶって、火供を修める法衣を着て、頂冠の上に仏菩薩の姿ははっきり見えました。極めて不可思議です。火焔が瞬間に不動明王を化現して、右足を曲げ、左足が膝をついて、両足の下に四つの魔を押して、チベットの不動明王の本尊と同じです。
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| 火焔にはリンチェンドルジェ・リンポチェが正座して修法する姿を現して、頂冠の上に仏菩薩の姿をはっきり見えた。 | 火焔は不動明王本尊を化現して、両足の下に4つの魔を押した。 |
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猛烈な火焔はまた瞬間に大鵬金翅鳥の巨大なくちばしを変えて、その後、金剛猛獅を化現して、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェが悲智勇猛で仏法を広めることを賛嘆しました。
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火焔の変化に従い、龍首は火焔の中から徐々に化現し、火焔が燃え上がると伴に、巨龍は猛烈の炎に立った。
火供壇城で連続の火焔は様々な異なる瑞相が絶えずに現れて、世間の火神と出世間の本尊は異なる龍天護法を化現し、無量無辺な衆生を加持して利益しました。大慈悲願力のリンチェンドルジェ・リンポチェは、その修行功徳と大能力で衆生に利益し、これにより無数の有情が法益を受けて、更に参列者に心から無比なる恭敬心を湧きあがってきました。リンチェンドルジェ・リンポチェは衆生を利益し、諸仏菩薩と相応する大慈悲心が龍天護法が全て賛嘆と護持にお越しになりました。
火供儀軌の進行時、参列者は供え物を火中に投入した時に、烈火に極めて近かったが、投擲の最中に全く熱さを感じなかったと言います。リンチェンドルジェ・リンポチェの加持力は実に無比殊勝です。火供が終りに近づいた頃、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは、今回交換した天馬旗を火供壇城中に投入するよう、弟子達にご指示になり、同時に真言を唱えて加持なさいました。
天馬旗は燃え上がり、濃密な黒煙が強風に煽られ周囲に散ったが、参会者は、煙臭さを全く感じませんでした。庭は一面心地よい芳香で満たされ、皆は賛嘆と歓喜に包まれました。
リンチェンドルジェ・リンポチェは修法している時に、右手で取り、速くて供え物を与えるという動作は3000回に達しました。リンチェンドルジェ・リンポチェは67歳の高齢であり、右肩関節には軟骨組織がない状況で、絶えずに真言を唱え、供え物に加持し、更に、供え物を全ての参列者の手に持つ皿の中に入れられて、体に対する負担が想像できません。尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは自身を全く顧ず、生命で衆生に利益し、金剛乗密法の行者の殊勝な大菩提心を表して、大成就者が衆生に利益する願力が極めて不思議で、天や地をも動かすほどなのです。
火供終了後、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは休憩をしていないまま、直ぐ道場に入って、再度法座に上られ、皆を率いて護法と迴向の儀軌を修められ、続けて参列者に開示をお与えくださいました。
リンチェンドルジェ・リンポチェは下記の如く開示されました。今日はとても珍しいですが、皆に忙しい時節の間に、ある午後に運動できて、これはゴルフをすることにより役に立ちました。法本の中には多くの祈祷文があって、リンチェンドルジェ・リンポチェは今日の法会に参加すれば、得る利益を紹介します。上師及び全ての眷属(弟子と信者)は無病と長寿をもらえることを祈り、この法を修める授権を得られます。なぜというと、この法を修めれば、皆に非時に死ぬ事をさせないです。(意外死亡或いは病死しないはずけれども死んでしまう)また、一切の魔障、悪夢と凶兆を消えて遠く離れて、他人から我々に与える呪いを離れて、世間の安楽と豊作を得て、仏法と五穀(農産物)を全て多くて収穫できて、吉祥安楽を得て、心に思う事を全て成就することが出来ます。この祈祷文の内容は皆がもし仏法を心から学んで、仏法を修め続ければ、必ず獲得できます。
尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは参列者を率いて護法と迴向の儀軌を修められ、また、皆に謝意を表しました。
法会が円満となり、弟子達は声を揃えて尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの殊勝な修法と開示に感謝し、起立して、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェが法座を下りられるのを恭しく見送りました。
京都宝吉祥仏法センターの開光6周年を記念するために、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは今回殊勝な得難い「不動明王火供法会」を主法し、直貢噶舉の法脈を伝承するだけではなくて、日本に幸福を祈り、しかも日本国と国民の福報を増やすためです。また、慈悲と智慧の法語甘露が広く衆生を助けました。衆生を苦しみから解き放つため、苦労しながら修法してくださいました。こうして一切の有情はみな無量無辺の功徳と法益を得ることができます。
2014 年 06 月 24 日 更新









