尊きリンチェンドルジェ・リンポチェ、弟子へ寶吉祥仏寺での「六字大明呪」の持誦を賜る
尊きリンチェンドルジェ・リンポチェ猊下は、8月31日午前9時15分より寶吉祥仏寺密殿にてご自身で修法を開始されると同時に、出家衆に弟子らを導き、午前9時30分より大殿にて六字大明呪の持誦を開始するようご指示なされました。午前11時10分、リンポチェ猊下は密殿での修法を終えられると、休む間もなく大殿へとお越しくださり、弟子たちの持呪の様子をご覧になりました。幡、幢、出家僧、八供女、宝傘、楽器、薫香などの荘厳な行列にてお迎え申し上げ、リンポチェ猊下は法座にお登りになり、六字大明呪の持誦をなされました。
リンポチェ猊下が六字大明呪を持誦なされている間、大地は震え、場を覆っていた重く濁った気は清らかな空気へと変わりました。リンポチェ猊下および壇城におまします諸尊の御尊像はまばゆい光を放ち、壇城からは芳しい妙なる香気が立ちのぼり、大殿の内は限りなく明るく照らされました。参列者の多くは、頭上より甘露が注がれるような清らかな感覚を覚え、その清涼さは心の奥深くにまで染み渡りました。リンポチェ猊下の慈悲に満ちた法音は、会場におられた一同の心のざわめきを鎮め、静かなる安らぎをもたらされました。
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2025 年 09 月 03 日 更新