お知らせ

リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺開眼式典円満終了

2024年11月12日は、リンチェンドルジェ・リンポチェ猊下により建立された「寶吉祥仏寺」の開眼法要が厳修される、極めて殊勝なる吉祥の日でございます。開山住職であられる尊きリンチェンドルジェ・リンポチェ猊下ご自身が、寶吉祥仏寺において、御自ら主法され、開眼大典が厳かに執り行われました。また、この吉祥なる開眼の日は、リンチェンドルジェ・リンポチェ猊下が、特に尊勝なる直貢チェツァン法王猊下に懇請され、御許可を賜り、授かった日でして、当日は、国内外より二千名を超える弟子・信衆が結集し、顕密四衆が悉く具足して、この尊き開眼法要に共に参列いたしました。リンチェンドルジェ・リンポチェ猊下はかつて、「仏寺の開眼は、諸佛菩薩の光明が仏寺並びに修行者に降り注ぎ、すべてが吉祥と成るのである」と御開示くださっております。

リンチェンドルジェ・リンポチェ猊下は、衆生済度と正法弘布のため、御年既に古稀を越えられたにも関わらず、広大無辺なる菩提心を発し、法脈の継承と佛寺の建立に御尽力くださいました。2015年より寶吉祥仏寺の適地を求め始められてから、リンポチェ猊下は一貫して政府の法令を厳守され、宗派からの支援すら一切受けることなく、まさしく開拓の困難を一身に担われ、仏寺建立の大願を遂行されてまいりました。その道のりは、およそ十年に及び、計り知れぬ御労苦、御時間、御資財を捧げられ、幾重にも及ぶ困難や艱難辛苦を乗り越えられた末、ついに本日、リンチェンドルジェ・リンポチェ猊下御自身による寶吉祥仏寺の開眼式典が挙行されるに至りました。また、法要の円満成就を願われ、猊下は既に旧暦九月より仏寺において「息・懐・増・誅」との四つの火供を修法され、これよりの仏寺並びに修行者の吉祥円満を深く御祈念くださいました。

寶吉祥仏寺は、直貢噶舉における台湾初の仏寺であり、また直貢噶舉八百余年の尊き歴史の中においても、チベット以外の地において、漢民族の在家であり、且つ転生リンポチェではない御方によって主導・建立された初めての仏寺でございます。リンチェンドルジェ・リンポチェ猊下の寶吉祥仏寺建立に込められた大悲願は、尊勝なる直貢チェツァン法王猊下より常に高くご讃嘆と御支持を賜っております。寶吉祥仏寺は、喜金剛修行道場であり、在家・出家を問わず修行が許される道場でございます。リンポチェ猊下は、正信なる仏法をもって広く衆生済度を志され、その御精神のもと、寶吉祥仏寺は修行と閉関修法を中心とした道場として運営されております。今後もまた、寶吉祥仏寺は、尊き金剛上師・リンチェンドルジェ・リンポチェ猊下より受け継がれた清浄かつ殊勝なる法脈を伝承し、仏法を以てさらに多くの有情衆生を利益すべく精進してまいる所存でございます。

法要当日、早朝より参詣の大衆が仏寺の境内へと歩みを進めた折、空には清らかなる妙香が漂い、四方より鳥たちの歓喜の囀りが響き渡りました。寶吉祥仏寺の金色の屋根は、陽光を受けて燦然たる金光を放ち、まさに吉祥そのものでございました。リンチェンドルジェ・リンポチェ猊下の菩提心の御願は、永遠に、際限なき衆生を普く照らし、加持し続けんことを祈念いたします。閱讀全文 »

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2024 年 11 月 19 日 更新