尊きリンチェンドルジェ・リンポチェがインド・舎衛城での2023年「国際大乗比丘尼連合結夏」の閉会式に招待された際のご挨拶
尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは尊勝なるディクンチェツァン法王からのお誘いに応じて、弟子300名を率いてインド・舎衛城に赴き、2023年9月15日に「国際大乗比丘尼連合結夏」閉関満了イベントに参加しました。閉会式の最後に、法王よりご挨拶の前に、リンポチェはお誘いを受けて挨拶のお言葉を述べました。挨拶の内容:
尊勝なるディクンチェツァン法王、リンポチェ・ケンポ・出家衆の皆さま、こんにちは。私が此処に来るのは、本日で四回目です。私より前に、すでにリンポチェ・ケンポ及び出家衆の皆さんは釈迦牟尼仏のこの聖地について、事細かく紹介されましたので、私はそれ以上触れることをしないようにしておきます。ただ、ここで少し述べさせていただきたいことがあります。尊勝なるディクンチェツァン法王は私の根本上師であり、これまで私は法王に仕えて40年仏道修行してきました。法王について、私がただ唯一知っているのは、法王はこの生涯を通して、教派・伝承・衆生のために、100%その命を捧げ、死力を尽くし、修行の面にしろ、他のすべての面にしろ、衆生を成就させようとしていることです。
修行の際、必ず具徳の上師に仕えて、絶えず実行し続けることです。そうしていれば、きっといつか花を咲かせ、果実を実らせる日がやってくるに違いません。一部の人にとって、仏道修行は虚しいことであろうが、上師のお教え・釈迦牟尼仏のお教えに従って実践さえし続ければ、きっといつか結果が見えてくるのです。
私の尊勝なる根本上師チェツァン法王は78歳で、私も76歳になりましたが、法王は一刻も止まらずに世界中に仏法・教派のために弘法していらっしゃっています。その精神・体力は、2歳若い私には、とても及ばないのです。
我が直貢噶舉にこれだけ尊勝な法王・仏教界で衆生のために貢献し続ける行者がいることは、我ら人類にとっては生き延びる機会があって、仏法は伸び続けられることを表しているのです。
ここで、行者の皆様に感謝を申し上げます。さらに心より感謝を申し上げたいのは、チェツァン法王から我らへのお教え・ご指導です。普段、法王はおちゃめな感じでいつもニコニコしているように見えますが、いざ私への伝法となると、いつも厳かです。法王は仏法にだけは妥協も折り合いもせず、言われたがままに実行する他ならないです。法王に仕えて仏道修行するのは極めて幸せなことです。これも「宝積経」で説かれたような、過去世で成した全ての業・全ての福報をこの一生で受けることにもなります。
そなたらは過去世に十分成していなくても構いません。この世で、大なる行者・教派の尊勝なる法王に出会った以上、飛行機で飛び回る・移動が速い彼に毎日くっ付けることができないながらも、そのお教えに我らは従い、尊重し、修行に励むべきです。以上です。ありがとうございました。
2023 年 09 月 19 日 更新