お知らせ

2008年12月20日、尊き リンチェンドルジェ・リンポチェは、日本の京都寶吉祥仏法センターで殊勝な長寿仏法会を催した。日本現地の貴賓と信衆、インドからの信衆、及び台湾からの貴賓と弟子ら合計140余人がこの法会に参加した。リンポチェの根本上師――尊き 直貢噶舉教派第37世チェツァン法王は、2008年5月29日、京都寶吉祥仏法センターの開光大典を主催した折、ネパールのラチ雪山聖地からお連れした長寿仏像を   リンチェンドルジェ・リンポチェに贈られた。それは長寿仏がここに来られたことを象徴する。よって、 リンチェンドルジェ・リンポチェが今回京都寶吉祥仏法センターで長寿仏法会を初めて主法するのは、特に仏法の伝承の意義を持つ。

法会中 リンチェンドルジェ・リンポチェの開示:長寿仏次第は中国日本韓国等各国の顕教では存在しない、存在するのはチベット密教だけだ。これは仏が一部の衆生の寿命が足りなくて修行できないことを心配する故に、この法門を伝えた。仏は三身を持つ:法身、化身、報身がそれだ。長寿仏は阿弥陀仏の報身仏である。人の寿命は前世の修行で得るが、今世の殺生悪事で減る。しかし、 リンチェンドルジェ・リンポチェ自身は仏法に従って暮らしているので寿命が延びて衆生に利益する。仏経では人の壽命の終わりには4種の型が有ると述べている:財、壽全て尽きて亡くなる;財、壽共に残りがあるのだが、悪事を多く働いたので、突然意外事故にあい亡くなる;ある者は壽があっても財がないで亡くなる;ある者は財があっても寿がないので亡くなる。 リンチェンドルジェ・リンポチェはこの次第を通して、皆が意外事故で亡くならない事を望む。ーー当然、今後悪事を働いてはいけない。

リンチェンドルジェ・リンポチェは続けて開示:人の体は四大元素の結合である。即ち地(骨格や筋肉の元)、風(人の気の元)、水(血液、内分泌の元)、火(エネルギーの元)だ。しかし、現代人は毎日お金を稼ぐ事に頭を使う。すると、水及び火の元素を消耗する;殺生肉食が好きなら、地及び風の元素を消耗する;酒が好きなら、火及び水の元素を消耗する;タバコが好きなら、風及び水の元素を消耗する。仏法により、何をするべきで、また何をするべきでないかを知ることが出来る。そうすると、自ずから健康長寿と幸福を得る。 リンチェンドルジェ・リンポチェの開示は更に長寿仏は阿弥陀仏の報身仏である。ゆえにこの法会に参加して、一生阿弥陀仏の仏法を学ぶ努力をすれば、必ず阿弥陀仏浄土に往生する事が出来る。この法門は時に在らずして死ぬことを免れる。今から殺生や、魚釣りを止め、他人を害しなければ、この法は必ず大きな助けとなる。そして、事前くじで決めた6位の代表達が、尊き リンチェンドルジェ・リンポチェにマンダを捧げ、衆生の為に福報を積んだ。その後、 リンチェンドルジェ・リンポチェは長寿仏次第を執り行い、会場の参列者と共に長寿仏心咒を唱えた。

リンチェンドルジェ・リンポチェの開示、この法会に参加すると、今後、戦争、旱魃等の天災人災を避けることができ、来世も悪事を働く環境を避けられる。人は殺生、悪事、喫煙、飲酒等の行いで、四大均衡を失って寿命が縮まり、命が散らばる;長寿仏次第を通して、仏菩薩、上師、本尊、護法の加持を祈り、寿、福、財、命、全ての力の真髄で以って、参列者に加持される事を祈る。それから、 リンチェンドルジェ・リンポチェは慈悲を以って、自ら仏三身を代表する宝瓶を用いて、参列衆の一人一人を加持され、自身の大福報を以って、全ての参列者を助け、また仏の真髄を現す甘露丸及び仏の血を現す甘露を賜れて、参列者がこの世で消耗した精と血を補う事を助けた。 リンチェンドルジェ・リンポチェは参列衆の健康と長寿を祈り、仕事に精を出し、未来大きく揺れ動く環境と困難に無事耐えうるよう祈った。 リンチェンドルジェ・リンポチェは皆に善行を積んで、社会と国家を利益することを望み励ます。リンチェンドルジェ・リンポチェは更に慈悲で開示、時間があれば、来月は皆のために財神法を修め、皆に寿の他に、富も得れるようにすると言った。

最後に、 リンチェンドルジェ・リンポチェは特に日本の貴賓3方に感謝の意を表した:道場庭園を担当した加藤社長、道場建物の設計を担当した馬庭社長及び工事を担当した熊倉社長。そして リンチェンドルジェ・リンポチェは、建築過程に於いて色々確執があったものの、最終的には解決できるだろうと開示し、また建築に当たった各関係者に感謝の意を表し、皆様の努力がこの道場の円満使用開始を迎え、今後大勢の日本友人達が、チベット仏教に触れ、了解する機会を得られるだろうと開示した。法会が円満終了後、茶話会を催し、そして、リンチェンドルジェ・リンポチェは貴賓達に庭園の花園を参観するようにと招請した。その日、弟子達は上師 リンチェンドルジェ・リンポチェと夕食を共にした。大成就者と食事を共にするのは、大きな福報である。寶吉祥仏法センターの弟子達は上師 リンチェンドルジェ・リンポチェに福報を積む機会を頂いた事に感謝した。

2008 年 12 月 25 日 更新