お知らせ

尊き リンチェンドルジェ・リンポチェは、来る2008年11月9日に、再びインドシーク教信者の要請を受け、インド北部のジャランダー(Jalandhar)でチベット仏教直貢噶舉教派の殊勝な施身法法会を催す。ジャランダーはパンジャブ省の工業が盛んな主要都市で、住民の多くはシーク教徒で生活は豊かだ。リンチェンドルジェ・リンポチェはかつて2006年10月に、パンジャブ省の最も有名な学校M.G.N.の要請を受け、年度祝賀大会に首席貴賓として参列、また講演を行った。更に2007年2月25日、市の求めに応じて当地で殊勝な観音法門伝法法会を挙行、約7百人が参列した。釈迦牟尼仏を除いて、リンポチェは歴史上でチベット仏教伝法金鋼上師が、シーク教区でシーク教徒に仏法を伝授した第1人者である。当地のシーク教の長老は、リンポチェが仏法によって彼らを導いてくれる事、そして年に2回この地に来て仏法を広めてくれるよう要請した。リンポチェはこの度、求めに応じて再度当地で法会を挙行、チベット仏教直貢噶舉教派の殊勝な施身法を修める。

「施身法」はチベット仏教の八大成就法の一つで、法会の参列者とその家族及びあらゆる因縁がある衆生のすべてに対して、極めて大きな利益を齎す。この法はとても貴重で、学ぶのが難しく修めるのも難しい。法を修める為に使われる法器はきわめて貴重で希少であり、公に大衆のため法を修めることは、更に困難で容易ではない。法を修める者は空性を越える広大な慈悲の心と極めて深い禅定力を必要とし、それで初めて円満に主法できる。リンチェンドルジェ・リンポチェは2000年に、根本上師--直貢噶舉教派第37世チェツァン法王より自ら「施身法」の灌頂を受けて成就した。2006年には、チェツァン法王より法王が「施身法」を行う際に使用する重要な法器を授かる。これはリンチェンドルジェ・リンポチェが、法王より直貢噶舉教派「施身法」の法脈を伝承したことを意味する。リンチェンドルジェ・リンポチェは現在、直貢噶舉教派においては唯一の、1000人以上の信衆に対し、同時に「施身法」を行うことができる大修行者である。リンポチェは長年、台湾で定期的に「施身法」法会を行って、数多の信徒と弟子のために、すでに死亡した彼らの親族、祖先、冤親債主などを済度し、業障を取り除いてきた。「施身法」で済度された六道衆生は数え切れないほどだ。「施身法」の法会に参加したがん患者や難病患者、長い間疾患を患っている人たちの中には、病状が改善したり、ひいては病状が消えたりしたというケースも多い。また、意識不明の重症患者で、その家族がリンチェンドルジェ・リンポチェに対して非常に敬虔で深い信心をもって「施身法」の法会に参列したことから、徐々に回復に向かっている者もいる。現在「施身法」の法会に参加する人たちの数は、毎回1000人程度に達し、遠くは日本、インド、オランダ、オーストラリアから遥々くる者もいる。

台湾だけではなく、リンポチェは2006年に信衆の求めに応じ、遠くオランダへ赴き施身法を修める。2007年、嵯峨野観光会社の求めに応じ、京都で走行中のトロッコ列車上で施身法法会を挙行、此れは古今東西の歴史を通じて先例の無い事である。2008年8月、京都の寶吉祥仏教センターの道場で、再び施身法法会を挙行、2度の法会で数え切れないほどの衆生を済度。ヨーロッパと日本の信衆は仏法の偉大さとリンポチェの慈悲に感嘆した。この度インドのシーク教区で始めての施身法法会を挙行するが、其れは殊勝円満に完了し、数多の衆生に利益を齎すであろう。

2008 年 11 月 03 日 更新