703:仏と無二無別

尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェ、尊勝なる直貢チェツァン法王、諸仏菩薩、ア
キ仏母に頂礼致します。尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェ、諸仏菩薩、冤親債主、すべての衆生に感謝致します。私は第二組の吳艾芬です。尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェが私と夫を救った事蹟を分かち合う機会を弟子に与えてくださったことに感恩します。 私は脊椎と寛骨が悪いため、歩くことができなかったが、尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェの加持と救いによって、また歩けるようになった。尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは再造父母であり、生みの親よりも更に深い。

以前、宝石店で働いていた時、小さいミス、大きなミスをいつも犯し続けていて、それについて反省もなく、改める気持ちもなく、ミスをしてはまたミスをし続けていた。リンチェンドルジェ・リンポチェは非常に慈悲深く、常に辛抱強く私を導いた。ある日、尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは私に、如何なる人にも宝石店の鍵の番号を言ってはいけないと言った。それなのに、夫(同じく弟子で上師の近くで働いていた)に教えた。私はリンチェンドルジェ・リンポチェの話を心に刻んでいなかったので、構わないと思っていた。なぜ、リンチェンドルジェ・リンポチェは私に対してそんなにも厳しいのか?自分の心はまだ夫を庇っていた。私は社長に不誠実であり、会社に対して責任を負わず、自分が戒めを破ったのに気づいていなかった。リンチェンドルジェ・リンポチェは、その時私を叱った。リンチェンドルジェ・リンポチェの叱責だけで、自分が悪事をするのを止めることが出来るのだ。夫は心に悪念が生まれ、私がなじられることに我慢ができず、上師に対して敬わず、そして上師を捨てた。

数日して、賴兄弟子は私に言った。「リンチェンドルジェ・リンポチェはあなたの夫が離れたことで数日間、気持ちが落ち込んでいた」。それを聞いて、私は非常に辛く感じ、リンチェンドルジェ・リンポチェに対して恥じた。懺悔心が起こり、自分が最も珍貴だと思う物——自分の家をリンチェンドルジェ・リンポチェに供養しようとした。しかし、仏と無二無別の尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは受け取らなかった。なぜなら、当時リンチェンドルジェ・リンポチェの仏眼はすでに夫と私の業報を見ていて、夫は短命であり、私は未亡人になるのだ。リンチェンドルジェ・リンポチェは私を事務所に呼んで言った。「もしも、ある日あなたの夫があなたを捨てることがあったなら、あなたはリンチェンドルジェ・リンポチェのところに戻ってきて世話を受けなさい。道場の如何なることもあなたの夫に言ってはいけません。」私は了解した。当時、夫に愛人がいるのだと思っていたが、事実はいなかった。

それから12年後、夫は病気になった。私はその時、突然悟った。当時、リンチェンドルジェ・リンポチェは私の心が間違っていると言っただけで、私が供養する家を受け取らなかった。リンチェンドルジェ・リンポチェは十数年間耐えた。如何なる衆生が苦しむのも耐えられず、夫が重病になってからやっと、当時なぜ私の家を受け取らなかったのかを話した。私はその話を聞いて感恩し恥じ入った。なぜ自分がこんなにも言うことを聞かないのかを懺悔した。尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは様々な方法を用い、口を酸っぱくして弟子を教え導き、弟子たちがしっかりと仏を学び、生死解脱することを望む。尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは、法座で開示したことがある。一人の徳を備えた上師に会うことは非常に難しく、生まれることも難しく、参拝することも難しい。上師に会うことは、あなたが100体の本尊を見た功徳よりも更に大きく、福報がなければ上師には会えないのだ。そして我々が徳を備えた上師に出会った時、依止の心を敬い、例え命を投げ打っても師意に背いてはいけない。

尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェが弘法する時、あなたにお金があればあなたによく対し、お金がなければあなたを助けないということは絶対になく、絶対に平等である。反対に、金持ちは人にチヤホヤされることに慣れていて傲慢で自分が偉いと思っているため、仏を学びにくい。仏を学ぶ人は謙虚でなければならず、恭敬の心を以って上師に供養する。もしも、心の持ちようが正しくないのなら、リンチェンドルジェ・リンポチェはあなたの供養を受け取らない。リンチェンドルジェ・リンポチェは仏法を説くのに金銭で計ることなく、売り買いしない。このような徳を備えた上師に出会えた。私は更に大事に思い、自我の観念を磨き上げ、上師に従ってしっかりと仏法を学習し、上師のすべての教えに従い、一人の仏弟子がしなければならないことをする。再度リンチェンドルジェ・リンポチェに感恩し、尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェが法体安康、法輪常轉、常住在世、佛法興旺、一切の有情衆生が済度することを祈願した。

皈依弟子 第二組 吳艾芬 謹んで書き上げます
2014年11月9日

« 前へ – 衆生済度の事跡へ戻る – 次へ »

2019 年 01 月 17 日 更新