058:病気と感謝
私の母は、20年来の糖尿病患者で、薬物冶療を受けていました。2007年5月、母の病状が悪化したため、集中治療室(ICU)で治療を受けました。私は員林に住んでいる姉にお願いして、母に甘露丸を持ってきて飲ませ、母にリンチェンドルジェ・リンポチェ及び仏と菩薩が助けてくれると教えました。母が入院したときは、ちょうど尊きリンチェンドルジェ・リンポチェがネパールのラーキ雪山で閉関修行を行う時期でした。私は宝吉祥に赴きリンチェンドルジェ・リンポチェの法写真の前に頂礼供養し、絶え間なく若し母が亡くなるなら、リンチェンドルジェ・リンポチェの済度を得て、浄土に往生できるよう懇願しました。
7月2日、宝吉祥で頂礼して家に帰ると、母が亡くなったことを知りました。姉は電話で、母が亡くなるとき、容貌が落ち着いていて、入院する前よりきれいで眠っているように見えたと教えてくれました。その上、母は息を引き取った3時間後、体が冷たくになっても梵穴はまだ暖かかったといいます。姉はまた私に母が入院する時は、体が動かず着替えすら困難だったが、息が絶えた後は、手足がゆるくなり、かえって着替えが楽だったと教えてくれました。
母の遺体を火葬した後、母の頭蓋骨は雪の如く真っ白で、頭蓋骨の中央に10円玉くらいの大きさの丸い穴があった。様々な兆しは、皆ポワ法で得られる瑞相と同じでした。しかし、リンチェンドルジェ・リンポチェははるか遠くのネパールにいて、私はリンチェンドルジェ・リンポチェの法写真に頂礼をしただけで、自らリンチェンドルジェ・リンポチェに母の事をお話したこともありませんでした。母は相変わらず尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの殊勝な済度と加持を得られました。尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェの恩恵に深く感謝したと同時に、尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェの大威徳力を体得しました。母も尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに会ったことはありません。それから見ると、上師の大願力と修行の境界は、本当に不思議で想像にも及びません。
私は2007年5月から口にこわばりを感じ、舌が絶え間なく動いて、よだれがとめどなく流れ出してきました。口腔内には2つの小さくも無い傷口があり、傷口が舌の影響を受け、とても痛くて癒合せずにいました。その時私はあちこちの医者に掛かりましたが、西洋医学では病状を強引に押さえつけることしかできず、深刻な副作用を併発して、その他の動作機能も抑えられてしまい、何もできなくなり、ベッドに横たわるだけで、一晩中寝付けず、転々として生きた心地がしませんでした。有る時は、一日眠れると、次の日は眠れず、あせるばかりで休むこともできません。あの時は、心身ともに苦しんで、早く死んでしまいたいと思っていました。リンチェンドルジェ・リンポチェは私が懺悔する事を知らず、因果応報を受け入れないと叱りました。
私の祖父は漁具の売買を生活の糧としていました。そのため、母の実家の境遇はよくなく、祖父は列車の火災事故で命を落とし、おじは長いあいだ高血圧と痛風を患い、今腎臓透析をうけています。二番目のおじも長期の糖尿病のため、手足の切断手術を受け、片目は失明しています。リンチェンドルジェ・リンポチェはかつてこれは衆生の命を取る悪業だと開示されました。父は漁具の売買を生活の糧としていましたから、漁具は衆生の命を傷付けた道具なので、このためにお金を稼ぐと悪業を作りました。親族は皆共同に受けなければならないです。親族はこのような事例があるのは因果の怖ろしいのを表しました。
私は1999年に、リンチェンドルジェ・リンポチェに皈依しました。リンチェンドルジェ・リンポチェに感謝して、私達に穏便な生活の中で、安心して仏を学ぶことに専念できるように加持をなさって下さったからです。しかし不肖な私はこの大切な機会を惜しまず、しっかり修行して家族を助け様と思わなかったばかりか、夫が供養することを阻止さえしました。そして心の中でリンチェンドルジェ・リンポチェによくない考えを抱いたために、この悪い報いを受けました。病気にかかった後、私は2、3日おきにリンチェンドルジェ・リンポチェに拝謁し、間接的に、その他の衆生がリンチェンドルジェ・リンポチェを拝謁する機会を邪魔しました。弟子の罪業は深刻でしたが、リンチェンドルジェ・リンポチェは絶えず彼の福報でこの悪い弟子を助けてくれました。そして、私の苦痛はゆっくりと軽くなりました。心中の恥ずかしさと感激は言葉で言い尽くせません。
2008年8月31日、阿弥陀仏万人超度大法会で、奇跡が発生しました。意外にも私の口が正常な人のようになりました。私はリンチェンドルジェ・リンポチェの大慈悲と不思議な大能力を深く感じました。今、あの日々を思い出すと、本当にぞっとします。私は深く因果の恐ろしさを体得しました。皆さんは私の例を鑑とし、同じ誤りを繰り返さないでください。リンチェンドルジェ・リンポチェが法会での教えを無駄にしないでください。私は絶えず反省して、自分の罪業が重いことを深く体得しています。私はリンチェンドルジェ・リンポチェに皈依して、仏法を学ぶこと8年間、弟子が行うべき徳行もまっとうしておらず、まったく仏陀の弟子のようではありません。
私は懺悔しましたが、上師に信じる心と尊敬する心が足りませんでした。上師の事業に全く関心を持っていませんでした。日課や法会に熱心に参加しませんでした。けちな心で供養していました。何ごとも自己の考えに従って行っていました。けちで、冷酷・冷淡で、利己的で傲慢で、自尊心の塊でした夫が供養することと仏法を学ぶことを邪魔しました。我々はこんなにも大きな能力と大なる慈悲を持つ上師に遇えるのは今生で最も得がたく、惜しむべき殊勝な因縁です。我々は必ずいつも自分を警告して、時間を無駄にせず、よく仏法を学んで、生死から解脱できるようにし、尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに心配をかけないようにしましょう。
皈依弟子 第六組 許秀鈴 謹んで書き上げます
« 前へ – 衆生済度の事跡へ戻る – 次へ »
2016 年 09 月 27 日 更新