尊き金剛上師 リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺
尊き金剛上師
リンチェンドルジェ・リンポチェ 略歴
尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは台湾「寶吉祥仏法センター」 の住持上師であられる。1988年直貢噶舉派第37世、尊勝なる直貢チェツァン法王に皈依され、直貢噶舉教派の歴史において、転生ではなくこの世一世で実修し証果された唯一漢民族出身の在家リンポチェであられる。
1997年、リンチェンドルジェ・リンポチェは正信の仏法を弘揚し、衆生に利益及び直貢噶舉伝承法脈を継続するため、一人の力で台北で「寶吉祥仏法センター」を設立された。その後、次々と斗六、台中、新竹、高雄に道場が設置され、2008年は更に日本で「日本京都寶吉祥仏法センター」が設立された。今では、1500人以上の皈依弟子がいる上で、数々の信者もおり、直貢噶舉派が台湾での最大な仏法センターとなっている。
リンチェンドルジェ・リンポチェは定期的に「施身法」法会及び共修法会を行われ、不定期に皈依法会を行われた。リンポチェは自ら主法及び開示を下さった。法会に参加する弟子は台湾各地、中国、日本、インド、オーストラリアなど国から訪れていた。同時に比丘、比丘尼、優婆塞(在家男眾)、優婆夷(在家女眾)という四衆が揃って、円満かつ荘厳となった。
リンチェンドルジェ・リンポチェの三恩根本上師尊勝なる直貢チェツァン法王はかつて公にリンチェンドルジェ・リンポチェが上師への恭敬及び教派への忠誠は大勢の人ができないと、度々公に褒め称えられた。尊勝なる直貢チェツァン法王は更に師弟2人は共に仏法の大道の上でもっと多くの衆生を利益することを公開的に表した。
リンチェンドルジェ・リンポチェは寶吉祥を建設し
仏寺の縁起及不思議事跡
直貢チェ・ツァン法王は、自身の寺を創建し、殊勝で清浄な法脈を伝承し、より多くの衆生に利益するよう、リンチェンドルジェ・リンポチェに常からご指導であった。しかも、リンポチェは輪迴苦海中の多くの衆生を哀れみ、衆生利益の事をいつも第一にお考えになっていた。そのため、衆生の慧命を継続するため、リンポチェは、仏法の信衆が法益を受けることができるよう渇望し、2,000人を収容可能な寶吉祥仏寺の建立を発願なさった。リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺が完成後は、リンポチェの殊勝で清浄な法脈が継続されるだけでなく、仏法により、より多くの有情衆生に利益でき、人心の浄化、社会の安定に極めて大きな貢献ができる。
2015年より、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは、寶吉祥仏寺の創建に適した地を探し始められた。一年余りの後、寶吉祥仏寺は、苗栗県造橋鄉に建立されることがついに決定した。寺の予定地は風光明媚な静かな環境で、交通も便利であり、非常に得難い風水的にも優れた地である。この貴重な地の出現には、不可思議で神秘的かつ殊勝な過程があった。
信衆の両親が夢に現れ 吉祥宝地の瑞祥が訪れた
2016年、寶吉祥弟子の招きを受け、ある信衆がリンチェンドルジェ・リンポチェが主法なさった「阿弥陀仏無遮大超度法会」に参加した。この殊勝な法会はすでに14回目の開催で、メディアで一切宣伝していないにも関わらず、参加人数は毎回20,000人を超えている。慈悲深きリンチェンドルジェ・リンポチェはこの殊勝なる大法会において、数え切れないほど多くの衆生を済度くださり、彼らを離苦得楽させている。
この信衆は母親が往生したばかりであるため、母親と亡くなった親族がリンチェンドルジェ・リンポチェの済度を受けることを願い参加することにしていたが、大法会の前日、夢を見た。その夢は非常に鮮明ではっきりしており、黄金に輝き雄大で荘厳な宮殿内に亡くなった父母が立っている。その時この信衆は、夢の中の美しい神聖な宮殿がどこにあるのかを知らなかった。不思議なことが起きたのだ!翌日この信衆は「阿弥陀仏無遮大超度法会」の会場に足を運び、夢の中で父母が立っていた宮殿は、驚いたことに、大法会の会場の殊勝かつ壮麗で、黄金に輝く荘厳な壇城であったことを発見した!この不可思議な偶然に、この信衆は驚き賛嘆し、大きな感動を覚えた!法会の終了後、彼は、リンチェンドルジェ・リンポチェが慈悲深くも、母親と親族達を良い場所へすでに済度させてくださったと深く信じ、尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェに心から感謝申し上げた!
この信衆は、リンチェンドルジェ・リンポチェが大願を発して、無辺の広大な衆生に利益するため、寶吉祥仏寺を建立する土地を探している、と聞き及び、寶吉祥仏法センターと急いで連絡を取り、苗栗県造橋鄉龍昇村に位置するこの土地を紹介した。一切の福縁が揃い、リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺はこの地に創建されることに決まった。地元の古老が言うには、この土地は常に維持整理されて来たが、用途がなく、大修行者が弘法利生に用いるのを待っていたかのようだった。建立の地を見つける善縁を得たのは、リンチェンドルジェ・リンポチェの無私無我、衆生に利益しようという慈悲大願からである!諸仏菩薩の護佑加持と尊勝なる直貢チェ・ツァン法王の祝願授記の下、リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺建立は必ずや吉祥円満となり、衆生は利益を得られることだろう!
寶吉祥仏寺歴年原始地形の比較図
地元の古老の口述及び調べた空中写真により、仏寺は元の土地に建設され、広めて開発せず、元の姿を維持し、既存の自然の生態を維持する。
鳥が一斉に鳴き、魚も歓喜に跳ね上がり 起工式は吉祥、円満となった
尊勝なる直貢チェツァン法王は寶吉祥仏寺の建設の進捗に関心を示し、仏寺建設場所の確認を知った時は大変喜び、自ら2016年11月7日が起工の縁起の良い日だと指示した。リンチェンドルジェ・リンポチェはチェツァン法王の指示に従い、その日に起工式を行う手配を進んだ。当日、尊勝なる直貢チェツァン法王はリンチェンドルジェ・リンポチェの同行で苗栗の仏寺予定地に光臨し、起工式を執り行った。
直貢チェツァン法王は敷地を視察した後、起工式の修法場所を選定し、リンチェンドルジェ・リンポチェ、ナンジュ・ケンポス、サムテン・ラマを導いて更に修法の方角を確認し、地祇母を設置した。
尊勝なる直貢チェツァン法王は法座に上がって修法した。その時、周りの梢に鳥の群れが集まり、鳴き声が美しく大変賑やかだった。法王は喜んで「鳥がたくさんだね。」と言い、すると、リンチェンドルジェ・リンポチェは「法王がここで修法していますので、鳥たちも集まり、みんなは喜んでいます。」と直ちに答えた。
法王はリンチェンドルジェ・リンポチェを率いて三分食子の儀軌、本尊喜金剛地祇母の儀軌、起工地祇母の儀軌、清浄な煙供、及び天竜八部神様の神餐を修めた。起工式の際、数多くの鳥が一斉に鳴き、池の魚たちも歓喜に跳ね上がり、祥雲がたくさん現れた。法本に記載された修行事業が成就した時の吉兆が全部現れたので、この用地は確かに修行のための福地だと示された。
2016年8月に、寶吉祥の弟子が初めて寺の建設予定地を視察に訪れた時には、隣接地の地主が、寶吉祥仏寺建立予定地の池には魚が一匹もいないと言った。だが 法王とリンチェンドルジェ・リンポチェが修法破土なさったその日、多くの魚が次々に水面に躍り出てきた。これら魚は実に霊性を備えており、大修行人が自分たちを救いに来ていると知り、喜んで姿を現したのだ。
修法が一段落になると、直貢チェツァン法王とリンチェンドルジェ・リンポチェは法座を降り、順番に赤いリボンが結ばれた鍬を手に取って起工の儀式を行い、一部の土をガラス瓶に入れた。直貢チェツァン法王は掘り出した土を手に取ってじっくりと見詰めた。尊勝なる直貢チェツァン法王は続いて煙供を修持し、強くて白い煙は延々と湧き上がった。修法が円満になった後、リンチェンドルジェ・リンポチェはすぐ土と砂だらけの地面に跪いて直貢チェツァン法王に3回頂礼し、マンダ献上の供養を願い、直貢チェツァン法王の殊勝な修法に感謝した。
起工式が円満になった後、尊勝なる直貢チェツァン法王は貴重な仏法開示を賜った。「リンチェンドルジェ・リンポチェは出家衆のことについて常に気を配っており、この静かな所を最適な修行場所にしたいと思っています。」と開示した。その時に、リンチェンドルジェ・リンポチェは現場の弟子に「聞こえましたか。」と聞いたので、弟子たちはすぐ、一斉に声を上げて尊勝なる直貢チェツァン法王と尊きリンチェンドルジェ・リンポチェに感謝した。
直貢チェツァン法王は続いて開示された。「私たちは煙供と天竜八部などの修法もしましたので、全部円満になりました。この場所には大変良い点があります。谷なのに、強い風が吹きません。大変良いことです。良い風が吹きます。これらのもの(樹木が囲んでいること)がありますが、大変良き風が絶えずに吹いてきます。」法王の開示は我々に寶吉祥仏寺の建設予定地が風水的にも優れた吉祥寶地であり、建設の過程は必ず順調で円満となることを確信した。
リンチェンドルジェ・リンポチェは直貢チェツァン法王の修法が円満になった後、仏塔、仏寺の方角及び直貢チェツァン法王専用休憩室の位置について、恭謹的に直貢チェツァン法王に一々指示を仰いだ。完全な恭敬心と感謝の気持ちで上師に仕えた。チベット仏教では上師と弟子の関係及び上師は弟子への加持は生々世々で永遠に絶えずに継続する。リンチェンドルジェ・リンポチェは直貢チェツァン法王への忠誠と恭敬は皆が賛嘆し感動した。また、直貢チェツァン法王の修法加持及び祝福は未来リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺の建設工事が完了したら、きっと無数の衆生を利益し、リンチェンドルジェ・リンポチェの清浄法脈も必ず永遠に継続できる。
金剛上師の意志は堅い 建築の大家も品格を賞賛
リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺は国際的に著名な建築家、李天鐸氏が設計する。李天鐸氏は海外にも名を知られた建築界の大人物で、美学の教祖と尊称されるほどである。李氏は、建築の責任は、自然と人文環境内の要素を加えて発展させ、建築と環境とを相互に結合させることだと考えている。これまでの建築界は、古典建築の風潮にあったが、李氏は控えめでデザイン性の低い方法で、建築周辺の素材を運用し、環境に融合した落ち着きある建築を作り、モダンでシンプルな建築トレンドを台湾にもたらした。李氏は自分の作品はただの「緑葉」だと謙遜するが、どれも見るものを驚かせ、賞賛を集める「紅花」だ。
リンチェンドルジェ・リンポチェは每週土曜日の午後、ご自身の休息時間を犠牲にし信衆に接見され、救いをもたらし、しかも信衆からは一律に供養を受け取られない。ある時、一組の若い夫婦がリンポチェに拝謁し、リンポチェは慈悲深くも開示と救いを与えられた。この若い夫婦は拠り所を得て、難関をくぐり抜けることができ、後にリンポチェに皈依した。この夫妻の夫(林兄弟子)の方が、李氏の事務所で働いていたのだ。
リンチェンドルジェ・リンポチェは2017年4月2日共修法会中で開示なさった:尊勝なる直貢チェ・ツァン法王は、リンチェンドルジェ・リンポチェがこの一生で寺を建立することを常に望んでおられる。チベット仏教の伝統では、一人のリンポチェがさまざまな条件を備えたなら、自身の寺を建立し、自己の法脈を伝承し、仏法弘揚を継続すべきとされているからだ。だがリンポチェの弟子は積極的でなく、真面目に取り組まず、負担を感じているため、リンチェンドルジェ・リンポチェは、すでに寄付したことがある人は寄付を継続しても良いが、それ以外は、新しい名義による寄付を受け付けないと宣言なされた。寺の建立で寄付が不足している部分は、すべてリンチェンドルジェ・リンポチェが責任を負われる!法王のお言いつけに対して、リンチェンドルジェ・リンポチェはどれほど大変だろうと、家を売っても車を売っても成し遂げようとなさるのだ!
林兄弟子は翌日出勤し、李氏にこの事を話したところ、李氏はそれを聞き、「住持上師がこんなにも重い負担を背負い、自身が金を出して寺を建立しようとしているとは、あまりにも大変だ。、なんと言う意思の力と決心だ!」と言い、非常に敬服し、自ら進んで、林兄弟子を通して「何か手伝えることはないか」とリンチェンドルジェ・リンポチェに聞いてきた。そのため、リンポチェは李氏と2017年4月8日に対面し、その後、李氏はリンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺企画設計を担当することとなったのだ。
李氏はリンチェンドルジェ・リンポチェと対面する前に、一人でわざわざ寶吉祥東豊コーヒーショップにコーヒーを飲みに行った。リンポチェが自ら企画設計したカフェを詳細に観察し、事務所で林兄弟子に「お前たちのリンポチェは実に品格がある!」と言ったと言う。これはすべてリンポチェが全心全力で法王の支持を遵守し、ひたすら衆生に利益し続けることが、諸仏菩薩を感動させ一切の善縁が成就し、リンポチェの品格を理解できる世界的な建築家、李天鐸氏の出現、寶吉祥仏寺建立への参画につながったのだ。
上師の悲憫垂護念 父母にも増して弟子を世話する
経典上では、弟子達は具徳上師の指導庇佑の下、閉関しなければならない、とある。だが現代社会では、清静で汚染がなく、空気が良い閉関場所を見つけるのは、すでに至難の技だ。慈悲深いリンチェンドルジェ・リンポチェは十数年来ひたすら黙々と弟子達のために閉関に適した場所を探し、その足跡は国内外に及び、台湾北部、中部、さらには宜蘭、蘇澳等の場所、海外のニュージランドにも足を運ばれた。その際にはどんなに大風が吹き大雨が降ろうと、道路がぬかるもうと、尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェは常に苦労を厭わず、自ら現場を視察に訪れ、その総数は百ヶ所にも上る。それは、閉関に適した場所を見つけて、弟子達を導き仏法の修行を着実に行うことを希望なされてのことだった。
リンチェンドルジェ・リンポチェは弟子と衆生を、自身の子女のように扱われ、十数年もの間、黙々と弟子達のために準備してこられた。そして今ついに因縁が成熟し、リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺の建立が計画中である。寺と閉関センターを共に建設し、リンチェンドルジェ・リンポチェの殊勝で清浄な法脈を伝承する他、僧達の閉関修行に供する。2,000人収容の寺の建立は、非常に困難な事である。極めて大きな精神力と体力と金銭を費やす必要がある。リンチェンドルジェ・リンポチェは自身の年齢が古稀を超えている事など全く構わず、広大な菩提心を発し、この重責大任を担われておられる。それはただ弘法利生のためだけだ。経典中では、寺殿堂の建立に三寶を供養すれば、非常に大きな功徳が得られる、と言う。この殊勝で得難い仏法事業に多くの人が参加し、広大無辺の衆生が仏法の利益を得られることを祈願する。
慈悲平等で衆生を利益 無辺悲願で離苦を済度
リンチェンドルジェ・リンポチェは弟子、信衆に対して、無辺の慈悲願力を持つだけではなく、一切有形、無形の衆生に対してもリンポチェは平等に対応してくれた。全ての衆生は輪廻から出離し、離苦得楽できるよう願った。
(一)円満かつ詳細の護生施設
リンチェンドルジェ・リンポチェがこの寶吉祥仏寺の土地を見つけ、時を移さず円満かつ満全な衆生保護の措置に取り組む:
● 苗栗にある寺院は、敷地の延べ面積が12.3ヘクタールで、そのうち、僅か1.9ヘクタールを境内として計画している。リンポチェは慈悲深く衆生を保護するため、敷地を幅広く開発することなく、以前の地主が開発した元の地形に沿って建設し、環境への影響を最小限に留めることに期している。仏殿及び閉関センターの計画面積が僅か0.652ヘクタールということから、リンポチェが口にされた環境保全・衆生保護というのが、ただのスローガンに留まらず、実際に生活の中で実践していることが分かる。
● 寶吉祥仏寺周辺の林を残すことで生物の生息地への影響を抑える。
● 土木工事を減らし、寺の建物は山谷に隠れるため、既存のスカイラインが残される。
● 寺境内内でのハチの巣を破壊せず、動物、鳥類、昆虫に危害を与えず、樹木を勝手に伐採せず、農薬と殺虫剤を使用せず、化学肥料を使用せず、放生を禁止する。
● 菜食以外の食べ物の持ち込みを禁止し、大廚房を設置しない。
● レクリエーションを禁止する。
● 大香炉を設置せず、境内はガソリン車の進入を禁止し、電動車により身体障害者、高齢者、妊婦、幼児などのアクセスを手助けする。
● 生活廃水は処理後に回收して植物への水やりに使用するか、排水するため、廃水汚染はない。
● ゴミ分別収集施設、フードロスはグリーン電力を申し込み、密封冷蔵保存し、分別処理のゴミと一緒に定期的に回収し、臭いを発散しない。
(二)四天王木材の有縁衆生
未来リンチェンドルジェ・リンポチェェの寶吉祥仏寺の正門で安置される四天王像はアフゼリアの木材を選び、非常に巨大だった。アフリカから輸入し、台中港に運ばれた。桃園大溪木材工場で切断された後、職人が彫刻を進めている。
原木を切断する前、リンチェンドルジェ・リンポチェは特に海外弘法の上師-尊勝なるチェ・ツァン法王に教示をお願いした。どの法を修めればよいや修法の時間について、法王にお尋ねになった。ここから法王を大切に思われるリンポチェのお心が見て取れ、上師と仏法に対するの心底からの尊敬を表した。
修法の当日、リンチェンドルジェ・リンポチェは早朝台北から大溪木材工場へ向き、煙供を修められた。これにより木材と有縁となり、伐採、彫刻により驚き、害された衆生を救えるよう願われた。リンチェンドルジェ・リンポチェは修法なされた後、開示を下さった。お経には人の身長より高い樹木に衆生が住んでいると有る。樹木が伐採され、はるばると海を渡り、台湾に運ばれた。切断、彫刻など様々加工され、必ず多くの衆生は驚き、害された。故にリンポチェは修法を通して、彼らを助け慰めた。リンポチェも開示を下さったが、当日寶吉祥仏寺四天王の木材の衆生だけ仏法の助けを得たわけではなく、倉庫にある全て木材の衆生も仏法の利益を得られた。更に仏像を彫刻する職人にも助けがあった。
ある事があった:煙供を修めるには、新鮮で良い香りがある木葉を燃やす必要がある。リンチェンドルジェ・リンポチェが大溪の木材倉庫で煙供を修めるとお決めになった時、弟子達は新鮮で良い香りがある木葉を探し始めたが、どんなに探しても適したものは見つからなかった。
しかし、リンチェンドルジェ・リンポチェが大溪鎮へ修法に向かう前日の午後、弟子達が木材倉庫内で準備をしていた時、外から「乙女の祈り」が聞こえ、続いてノコギリの音と「サラサラ」と言う落ち葉の音が聞こえた。一人の弟子が見に出て行くと、鎮公所の清潔隊が中央分離帯の街路樹を整えているところだった。清潔隊員達はゴミ収集車の上に立ち、ノコギリで街路樹の余分な枝葉を切り落としていた。この弟子は樹木にとても詳しく、ノコギリで切り落とされた枝が新鮮で良い香りを放つクスノキの枝であることがすぐに分かった。そのため直ちに、中にいた他の兄弟子達を呼び、清潔隊員達の同意を得た後、切り落とされたクスノキの木葉を持ち帰り整理し、翌日リンポチェは煙供を修める際にこれら新鮮で良い香りがあるクスノキの葉を用いることができた。
すべての弟子は、大修行者が衆生利益を宏願されるので、一切の事が自然に円満吉祥に整うことを、リンチェンドルジェ・リンポチェに感謝し賛嘆申し上げた。
(三)仏寺建設予定地の樹木及び池の生物
リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺はすでに環境アセスメントを通過し、これから、水質土壌保全の工事が行われる。施工前、まず敷地内には大木(専門用語は大径木という)と池の生物を避難させて、施工の完了後に再び移植することとなっている。リンチェンドルジェ・リンポチェは衆生を憐れみ、樹木を移植するだけではなく、養殖場に依頼し一時的に池の生物は飼育される。また、弟子に移す前、池の衆生を2018年12月施身法の済度リストに載せるよう特別に求められ、彼らのために修法した後に移された。
寶吉祥仏寺の敷地内にあった池の生物をカウントすると、何と8800匹の吳郭魚があった。他には魚、海老、亀、鼈、蜻蛉の虫など合計一万匹が近い。リンチェンドルジェ・リンポチェは特に弟子を命じ、最後まで見届け、必ずこの生物達を損傷しない。リンポチェは養殖場のオーナーが魚を市場に売ってしまうのではないかと危惧しし、決して売ったりせず、しっかり飼育するよう、指示なされた。更に弟子達に定期的にこの池の生物の状況を確認し、報告する事を指示なされた。
(四)歓喜雀躍の金色のコイ
寶吉祥仏寺の池内で最も特別なのは一匹の金色のコイだ。建設予定地を見回りに訪れた兄弟子達が、水鳥が池辺や水面で小魚を食べようとしていると、この金色のコイが水面へ泳いできて、ヒレと尻尾で水面を打ち音を立てて、水鳥を追い払って小魚を保護しているかのような様子を発見した。水鳥に対して少しも恐れを抱いていないようだった。
2019年1月4日、リンチェンドルジェ・リンポチェは日本で弘法なされていたが、ある早朝、突然、日本から国際電話をかけて来られ、池の中に金色のコイがいないか、とお尋ねになられた。これ以前に弟子達は報告申し上げたことはなかったため、リンチェンドルジェ・リンポチェはこの事をご存じないはずだった。しかしその日、リンポチェは早朝、日本から電話をかけてこられ、金色のコイがいるのではないかとお訊ねになったのだ。しかも、必ずしっかり養うようお申し付けになられた。弟子達はこの時ようやくリンポチェに、この金色のコイが水面に泳いできて小魚を保護している様子についてご報告申し上げた。現在金色のコイは特別に飼われており、いくらか太ったようだ。2019年1月23日、リンポチェが寺建立の着工を宣言なされた日、この金色のコイは喜び、頭を水面に出して何度も水面に飛び出した。二つの眼は生き生きと輝き、「鯉魚躍龍門」のようで、皆口を揃えて不思議がった!
2019年1月23日寶吉祥仏寺が着工、金色の鯉の滝登り
持戒守法し長者を敬う 慈悲大願を聞いた者は随う
リンチェンドルジェ・リンポチェは苗栗県造橋鄉龍昇村の地を選び、寶吉祥仏寺の建立を計画され、建設計画は2019年1月10日に認可を受けた。規定により、建設着工前には説明会を開催し、地元住民にリンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺建立の理念と計画を説明する必要がある。
2019年1月21日午前10時、苗栗県造橋鄉の社区活動センターで説明会が開かれた。造橋村の村長が非常に熱心で、約30人の住民が説明会に参加した。若者は日中は勤めに出たり、学校や仕事で不在なため、説明会に参加したのは、大部分が高齢者で、孫を連れて参加した人もいた。
始めに鄉長と村長が挨拶に立った。鄉長は「リンチェンドルジェ・リンポチェは証量を有し慈悲深い大修行者で、将来は正信仏法を宣揚するだけでなく、地元の経済にも貢献してくれる」と讃えた。造橋村村長も挨拶で「リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺は一切守法で、あらゆることで法律を遵守し、極めて珍しいことに、政府の認可を得た後に初めて着工する。住民の皆にも、法律を遵守する寶吉祥仏寺、リンチェンドルジェ・リンポチェを支持してほしい」と述べた。
続いて基金会が、リンポチェが衆生を救って来られた事蹟と寺院建立の理念について報告した:
(1)寺の機能は単純、(2)環境地形に適応、(3)自然生態を維持、
(4)各種汚染を抑制、(5)省エネ輸送、(6)スムースな交通を維持、(7)地方経済を活性化。
参加住民が意見を述べる時、一人目に発言したのは一人の老婦人だった。「リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺建立の願力と理念を聞き、非常に敬服し、寶吉祥仏寺建立に寄付したいと思うので、寄付の方法を教えてほしい」とボランティアに要請した。二人目は一人の中年女性だった。「報告の中で、リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺では毎日100人の信衆の参観を受け付けると聞き、非常うれしく思った。リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺が一日も早く完成し、自分も登録して参拝に訪れたい」と述べた。
その日説明会に参加した村民の大半は中高年で、客家語か閩南語を使い慣れているようだった。基金会のボランティアは中国語を用いて報告したので、高齢者には少し大変だったかもしれない。だが皆、基金会ボランティアの報告を約30分間聞き、リンチェンドルジェ・リンポチェと正信仏法に対して信心と景仰の心を抱き、護持と参拝したいとの思いを生じて、敬服と賞賛を送った。リンチェンドルジェ・リンポチェが二十数年来行ってきた衆生利益が衆生に真の感動を与え、リンチェンドルジェ・リンポチェの衆生利益の事蹟を聞き、すぐに敬仰の心を起こしたことが見て取れた。
上師の慈悲が善縁を結び 参観が歓喜を呼ぶ
寶吉祥仏寺は2019年1月10日苗栗県政府の認可を受けた。リンチェンドルジェ・リンポチェは建設着工の日を1月23日と定め、1月26日より毎週土曜日に「寶吉祥仏寺参観団」を組織し、大雨が降らない限り、風雨に関わらず、毎週土曜日必ず2台や3台の大型バスは台北、新竹、台中、雲林斗六及び高雄から出発し、苗栗造橋鄉龍昇村の寶吉祥仏寺に向かう。寶吉祥仏寺を護持する弟子と信衆大徳が、寶吉祥仏寺を参観できるよう指示なされた。しかも往復の貸切バスの運賃はリンチェンドルジェ・リンポチェが自らの資金で支払われる。
リンチェンドルジェ・リンポチェの心がけにより、寶吉祥仏寺を護持したことがある弟子、信衆は、寶吉祥仏寺の建設予定地を自ら訪れ、リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺が本当に建設中であることをその目で確かめてもらおう。リンポチェがこのような見学の機会を設けるのは、寺を護持した弟子、信衆達に対して、責任を果たすためだ。
また、リンチェンドルジェ・リンポチェは寶吉祥仏寺建立を申請する際、弟子と信衆の食事、宿泊、アクセス、農産物の購入等の方法で、地元経済を活性化させると地元住民と苗栗県政府に約束なさっている。それを聞いた、住民と県政府職員は喜び、期待を抱いた。リンチェンドルジェ・リンポチェが寶吉祥仏寺参観団を手配するのは苗栗県住民達への約束を果たすためだ。
村長と地元住民は大いに喜び、積極的に計画、手配し、しかも参観者の食事、行き帰りの動線を改善し、バリアフリー通路を用意した。参観者が每週訪れる時には、素朴で親切な地元住民が笑顔で歓迎し、お互いにお互いを気づかい、何気ないおしゃべりの花が咲くなど、暖かくにぎやかな場面が見られている。これはすべてリンチェンドルジェ・リンポチェの慈悲深い計らいで、これがあったために、双方が喜びをもって相互に交流する殊勝な善縁が結ばれたのだ。
リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺を見学後、正午は毎回社区センターで昼食となる。地元住民が心を込めて準備した、値段を超えた価値がある豊富な食事が供され、会場は感謝と喜びが満ち満ち、親族の集まりのような和やかに打ち解けた様子があちらこちらで見られた。同時にファーマーズ・マーケットも開かれ、種類もとりどりで、品質が高く、お買い得な農産品や手工芸品が並んだ。参観に訪れた弟子と信衆達の購買力は驚くばかりで、ファーマーズ・マーケットの農産品は空っぽになってしまった。その後、農民達は、每週寶吉祥仏寺参観団が来訪すると知り、出店者も品物の種類もどんどん増えており、皆が喜び、リンポチェの心遣いに感謝した。約束を重んじ、それを実現するリンチェンドルジェ・リンポチェの広大な慈悲心に誰もが敬服した。
リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺が建立の紹介
1、寶吉祥仏寺は苗栗県造橋鄉龍昇村で建立され、高鉄の苗栗駅、台鉄造橋駅、国道三号高速道路に近く、交通はとても便利である。苗栗にある寺院は、敷地の延べ面積が12.3ヘクタールなのに対し、仏殿及び閉関センターの計画面積は0.652ヘクタールであって、総面積の僅か5%しか占めておらず、それ以外の敷地はありのままの景観を維持していく予定である。他の所は元の姿を維持し、寶吉祥仏寺の建立が環境に与える影響を最小まで圧縮するため。寶吉祥仏寺は主にリンチェンドルジェ・リンポチェの殊勝で清浄な法脈を継続し、出家人等の閉関修行に供す。リンチェンドルジェ・リンポチェは嘗て開示されたが、修行者は閉関修行の時、空気は新鮮で汚染しないことを注意しなければならない。故に修行者に閉関修行のいい環境を提供するため、寶吉祥仏寺の開発面積は最低限に抑えられた。リンチェンドルジェ・リンポチェは心配りに念が入った。
2、仏寺の建立を申請するため、まず環境アセスメントを通過し、続いて、水土保全評価を通過した後、県政府の許可を取得し仏寺を建設する事ができる。環境アセスメントについて、5回の会議を行った。最初資料を準備してから、毎回環境評価委員が提出質問への答えまで、リンチェンドルジェ・リンポチェは自ら弟子と打ち合わせ、繰り返し自分の企画と理念を述べた。リンポチェは面倒を厭わず、非常に苦労だった。その後環境評価委員もリンチェンドルジェ・リンポチェが寶吉祥仏寺の建設理念と企画を認め、許可が下がった。、水土保全計画も早急で順調に通過した。故に全ての手続きが完了した後、苗栗県政府は2019年1月10日正式にリンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺の建設許可が下がった。
3、リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺は環境アセスメントから、水と土壌の保護工事、仏寺の建設など全ての手続きは法律を遵守し、造橋鄉造橋村の村長が公に称賛された。寶吉祥仏寺は既に開発された土地に建設され、拡張せず、元の地形を維持し、動植物の既存生態を維持する。未来寶吉祥仏寺では全て菜食し、大廚房を設置せず、ゴミ及びフードロスも分別処理で冷蔵保存した後、寺の外へ運ばれた。臭いを発散せず、動物に引かれない。また、寶吉祥仏寺は殺生せず、放生せず、農薬と化学肥料を使用せず、境内にはガソリン車の進入を禁止し、道路に減速帯が設置され、調節池で動物飲水場を設置し、動物に生息の場を提供する。故に寶吉祥仏寺の環境は安全で優しく、無毒無害である。
4、リンチェンドルジェ・リンポチェは、寺を護持するための衆生の寄付を非常に大切に思われ、ご自身は基金会から一切の金を受け取らず、基金会はすべてボランティアにより運営され、しかも事務経費を最低まで圧縮しておられる。また、対外調達する一切の項目を詳細に審查するようボランティアに求め、無駄な出費を抑えている。また、リンポチェの仏寺建立の理念を業者と共有し、衆生が仏寺建立を発心した苦労が詰まった金であると業者に伝え、業者に調達価格を優待してくれるよう要請しておられる。基金会のあらゆる調達と工事はすべて正式な入札、厳格な審査を経て、最後に董事会に諮った後初めて決定する。すべては厳密に合法である。現在基金会では土地購入、工事企画、水と土壌の保持工程など既に1億元余り支出した。リンチェンドルジェ・リンポチェは極めて厳しく審査されるので、みなには安心してほしい。
5、リンチェンドルジェ・リンポチェは寶吉祥寺の建立にあたり、募金ではまったく広告、宣伝を行わず、リンポチェが大衆におもねることもない。かつてある富裕者が、リンチェンドルジェ・リンポチェが食事に付き合い運勢を占ってくれれば寄付する、と申し出てきたことがあったが、リンチェンドルジェ・リンポチェは応じなかった。リンポチェは苦しい方法を選択し、仏法の原則を堅持して黙々と募金を行なっておられる。そのため、誠にご苦労である。
6、寶吉祥仏寺の水と土壌の保持工程はリンチェンドルジェ・リンポチェの指示の下、2019年1月23日より着工されており、今年の8月には完了する予定だ。だが寺院全体の建立工事は、土地購入、水と土壌の保持、寺院と関房の建設、環境整理などのハード面、仏像や経典の安置等のソフト面まで、合計9億元の資金が必要だが、2019年2月末まで基金会に寄せられた募金額は5.44億元に過ぎず、なお4億元の不足がある。現在、後続工事は一つずつ行われているが、それは取りも直さず莫大な資金の支出を意味する。リンチェンドルジェ・リンポチェの肩にかかる責任はとてつもなく重いものだ。発心護持を続け、各界の信衆大徳に募金を呼びかけ、リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺の建立を共に護持するよう、皆の協力を心から願う。
リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺建立の理念
1、寺の機能はシンプル:
建築面積は約0.652ヘクタールで、寺の建立と運営が環境に与える影響を最小まで圧縮した。主に出家人等の閉関修行に供し、常住する人員は約30人です。主寺は2,000人収容を目標とし、1、2ヶ月毎に祈福法会を開催する。宿泊、飲食は提供せず、平日の拝観者数は100人に限定する。
2、環境と地形に配慮:
寶吉祥仏寺は周辺の林を残すことで生物の生息地への影響を抑え、寺、閉関房等の建物と施設は境内内の平坦な谷に建設する予定。出入りには既存の道路を使用し、土木工事を減らす。寺の建物は山谷に隠れるため、既存のスカイラインが残される。
3、自然の生態を維持:
ハチの巣を破壊せず、動物、鳥類、昆虫に危害を与えず、樹木を勝手に伐採せず、農薬と殺虫剤を使用せず、化学肥料を使用せず、放生を禁止し、菜食以外の食べ物の持ち込みを禁止し、レクリエーションを禁止し、境内内の既存の大木と池に住む動物を先ず移動させた後に元に戻す。
4、各種汚染の抑制:
大香炉を設置せず、空気汚染はない。法会の参加者に食事を提供しないため、油煙汚染はない。売店を設置せず、宿泊を提供せず、商業行為を行わないため、騒音汚染はない。生活廃水は処理後に回收して植物への水やりに使用するか、排水するため、廃水汚染はない。ゴミ分別収集施設、フードロスはグリーン電力を申し込み、密封冷蔵保存し、臭いを発散せず、分別処理のゴミと一緒に定期的に回収する。
5、エコで省エネなアクセス:
境内には駐車スペースがなく、法会参加者、または平日参拝の信衆と弟子は、高迭苗栗駅で公共交通機関に乗り換え、または徒歩で寺に向かう。境内はガソリン車の進入を禁止し、電動車により身体障害者、高齢者、妊婦、幼児などのアクセスを手助けする。
6、 交通のスムーズな流れを維持:
既存の外部連絡道路の流れを維持し、現地住民と環境の負担を低下させるため、法会開催当日にはボランティアと警備員を動員し、重要な道路で交通管制と整理を行う。
7、地域経済を活性化:
寺での法会終了後は速やかに解散とし、参会者は寺で食事や宿泊は行わない。必要に応じて地元のレストラン、民宿を利用し、付近の個人の空き地を臨時駐車場として借用する。
リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺の建設理念により、リンチェンドルジェ・リンポチェが環境保護への重視は全て衆生に対して平等の慈悲心を持つことである。どんな衆生でも傷付けず、一草一木でも、一本の虫或いは一匹の魚に対しても気をつけて保護する。衆生が生活する環境を傷付けず、周辺の林を残し、必要な建物だけ建設し、土木工事を減らし、生物の生息地が残される。商業行為を行わないため、大香炉を設置せず、ガソリン車の進入を禁止し、自然生態の新鮮空気を維持するためだ。更に人類の活動や居住は環境への影響を軽減するため、拝観者人数を限定する。廃水とゴミは回収して再利用し、環境へのインパクトを抑える。
リンチェンドルジェ・リンポチェの寶吉祥仏寺における将来の宗教普及計画
寶吉祥仏寺は、仏法の弘揚普及を続け、寺の清浄と荘厳を保持するため、法会参加者は菜食し、功徳主を設けず、貴賎を分かたず、真の平等心で衆生を済度する。しかも、商業行為を禁止し、光明灯や済度位牌を設ける等の名目で料金を徴取することはなく、生態バランスに影響を及ぼす放生も行わない。
将来の計画は祈福法会、仏法講座、僧才教育、仏教文化交流の四部分に分けられる。
1、チベット仏教祈福法会:
リンチェンドルジェ・リンポチェが自ら殊勝法会を主持なさり、息、懐、增、誅等法門を修持し、全国民のために福を祈り、国泰民安を祈願し、衆生に福田善因を植え付け、広大な福徳を累積し、これにより災難を消し去る。
2、仏法講座:
リンチェンドルジェ・リンポチェが自ら正信仏法を開示なさり、修行法門を伝授し、日常生活で仏法を実践し、自省を学び、利他の精神を養い、止悪行善するよう人々を教化し、社会の祥和を促進し、有情に利楽する。
3、僧才教育:
寺院内出家衆の修行、仏法の修習精進を重視し、さらに在家衆の読経持咒を指導し、福徳因縁を累積する。
4、仏教文化交流:
台湾とチベットの宗教と文化交流を促進する。チベット仏教大法会は祈福儀軌が非常に多く、壇城の設えは荘厳精緻であるため、定期的にチベット仏教のケンポ、ラマを台湾に招き、当協会の祈福法会の準備作業の協力を仰ぐ。それは、法会壇城の設え、儀軌プロセス、楽譜と法本の改訂、楽器演奏とチベット仏教タルマ作りの指導を含む。
《分別善悪報応経》に於いて、寺院殿堂を修理建造した仏及び僧には10種の殊勝な功徳が得られると説いている:
1. いつの時も心身が安楽で驚怖を遠ざける。
2. いつの時も柔らかで心地よい寝具を得ることができる。
3. 眉目秀麗な姿に荘厳な衣服、身体からは良い香りがする。
4. もしも人間界に生まれたなら、国王や大臣の名門に生まれ、すべてが望みのままに成就する。
5. もしも聖王に転生したなら、四天下を統理し、自在無礙となる。
6. もしも人間界に生まれたら五欲自在となる。
7. 六欲諸天へ願いのままに往生できる。
8. 色界諸天へ願いのままに往生できる。
9. 無色界諸天へ願いのままに往生できる。
10. 四聖果で発心して修行すれば、仏菩提へ至り、すべて成就できる。
一切衆生に楽があり、楽の因もあれよかし。
衆生らの苦が除かれて、苦の因もまた除かれよ。
衆生らと苦のなき楽が 、日々ともにあり離れざれ。
衆生らが差別を捨てて 、執着・怒りも離れたる平等心に安んぜよ。
2019 年 06 月 02 日 更新