尊いリンチェンドルジェ・リンポチェの法会での開示-2021年1月17日

尊いリンチェンドルジェ・リンポチェは台北寶吉祥仏法センターにて法座に上がられ、自ら殊勝なる忿怒三本尊法会を司られ、貴重な仏法開示を賜った。

本日は金剛手菩薩三合一を修める。金剛手菩薩は大勢至菩薩の忿怒尊に当たるが、顕教ではこの本尊を修めてはいない。顕教の阿弥陀三尊(あみださんぞん)は阿弥陀仏、観音菩薩、大勢至菩薩であるが、密教は阿弥陀仏、観音菩薩寂静尊と金剛手菩薩忿怒尊である。金剛手菩薩と縁を結ばれ、浄土往生のチャンスを高めるように、本日は金剛手菩薩を修めよう。今日は灌頂抜きの修法になるが、そなたらでは仏を学ぶ事を真摯に取り組む人は一人も居ないからだ。

密宗に忿怒相が多くあるのは何故であろうか、とよく非難される。それは、衆生の頑固な心を助けるには、寂静尊ではし難く忿怒尊にするからだ。分かりやすく例を取り上げると、親たる人は子供が言う事を聞かなかったり過ちを犯したりするのを見かけると、通常の場合では、最初はくどくどと戒めるが、さらに性懲りもなければ、今度は自分に間違いあると認識してもらうように、忿怒相などを現し驚かせたりするだろう。まさに同じ筋合いだ。特に業が重く六道を輪廻する人等に対し、瞋恚の心が重い衆生らからひれ伏すよう、忿怒相を現して対峙しなければならない。

(修法開始)

リンポチェが本尊の真言を持誦する際に、眉をつり上げ、目を瞬きもせず、目玉を突き出し、口を裂けるように開き、輪郭がより四角くく、前胸が盛り上がり、両頬が膨れ上がる等と無類の威猛ぶりを見せられた。まさにタンカでの金剛手菩薩と同様に、本尊と相応した忿怒金剛相を顕わした。なんて殊勝で不可思議なことか。これは、決して凡夫の成し遂げられる事ではない。当日、仏法センター中に参列者で溢れそうになったが、リンポチェからの慈悲な摂受力の下に、参列者全員は息を凝らし集中し、中にも多くの子供が居るものの、誰一人も歩き出さないし音も立てていないから、極めて荘厳な場面であった。

リンポチェは慈悲深くも、皆が助けたい人の名前を言わせる機会を2回も与えられたのち、修法を進められた。続いて、こう開示なされた:この本尊は、大王(台湾でいわゆる民間信仰の王爺の類)、竜王、妖魔、山妖、独脚鬼、星宿による傷害を対峙され、あらゆる天龍八部による障害を迴遮される。

円満になった後、リンポチェは参列者全員を率いられ、アキ護法と廻向儀軌を修められた。


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2021 年 03 月 20 日 更新