尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの法会開示– 2017年7月30日

チベット仏教直貢噶舉派尊勝なる怙主直貢チェツァン法王は2017年7月30日台北の寶吉祥仏法センターに臨御された。
この殊勝で吉祥の日に、尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは寶吉祥仏法センター1400名の皈依弟子及び信者達を引率されて、尊勝なる直貢チェツァン法王を恭しく迎え、法王の誕生日をお祝い申し上げ、更に法王に従い、上師供養法を修めた。直貢噶舉派の桑滇ラマ、索南尼瑪ラマもご一緒なされた。

尊勝なる直貢チェツァン法王は尊きリンチェンドルジェ・リンポチェを従え、香と楽の音の先導や寶傘に迎えられ、花を散らした八吉祥の白い絨毯を歩み、檀城(チューショム)の諸佛菩薩に頂礼され、ハダを捧げて、法座に昇られた。尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは三恩根本上師である尊勝なる直貢チェツァン法王、尊勝なるチョンツアン法王の写真、諸佛菩薩に向いて、恭しく頂礼された。

尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの指示により、弟子達は《皈依発心》《随念三宝経》《八聖吉祥祈祷文》《37の菩薩の実践》を唱えてからマンダを捧げた。尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは、大礼拝で尊勝なる直貢チェツァン法王に頂礼した後、寶吉祥仏法センターの出家弟子及び寶吉祥佛教文化交流協会理事長を率いて、尊勝なる直貢チェツァン法王にマンダ供養を捧げた。

尊勝なる直貢チェツァン法王は参列者を率いて上師供養法を修めた。修法の折、尊勝なる直貢チェツァン法王は自ら上師供養法の心呪の違う唱え方を示範されて、皆と共に長らく唱われた。
続いて会供の儀規に入り、八供女が歌を捧げた後、出家弟子が給食用の台車を引き出した。台車の上には大きな二重の桃の形をした誕生日ケーキ「寿桃」を載せ、其の上には大きな「寿」が書かれ、周りは可愛いミニ「寿桃」で二周り飾られていた。リンチェンドルジェ・リンポチェの要請に応じて、直貢チェツァン法王が法座から降り、大きな「寿桃」を切りた。リンチェンドルジェ・リンポチェは其の間法王の側に侍っていた。

満場喜びの笑顔で中国語版、英語版のハッピーバースデーを歌い、お祝いした。その場は温かい雰囲気に包まれていた。

次はお茶、ご飯の供養儀規に進み、参列者は皆尊勝なる直貢チェツァン法王に加持された供物を頂き、法会で法王、上師、佛菩薩と共に食する得難い殊勝な因縁を得た。

続いて《吉祥法界祈請文》、《度母七頌》を唱え、灯の供養儀軌を行い、出家弟子が衆生を代表して灯火を点し仏に供えた。

尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの指示により弟子たちは尊勝なる直貢チェツァン法王と尊勝なるチョンツアン法王の長寿祈請文、《求生極楽淨土祈請文》、《発菩提心文》を唱えた。

尊勝なる直貢チェツァン法王は次ぎの如く開示された。

「寶吉祥仏法センターのリンチェンドルジェ・リンポチェ、法師、居士に感謝する。本日皆様がここに集まり上師相応法を修める事は、非常に殊勝である。今年、祖師のジッテン・サムゴン涅槃後800年を迎え、とても意義があり、さらに本日は伝統と現代を融合させ、長寿を代表する寿桃をもって、誕生日のお祝いイベントを行っていただいて、大変有難く思う。

「今年の始、お正月の頃、寶吉祥仏法センターに来た。春にはインドネシアを訪れたが、そこにはアティーシャ尊者が初めていらっしゃった「ジャンビ」という都市がある。一昨年、アティーシャ尊者がインドネシアで初めて法を学んだ所にも行った。尊者はそこで金州大師と出会っていた。今年は度母のお寺がある違う所を訪ねた。アティーシャ尊者の主要本尊は度母だ。その後、ベトナム、ブータンそして南アフリカに行きた。南アフリカには直貢教派のセンターが成立し、数えると世界中に合計145間のセンターが有る事になる。それからアメリカ、ヨーロッパを訪ねて、今こちらに戻りた。来る8月3日、またリンチェンドルジェ・リンポチェと共にミャンマーまで出向、二日間の国際仏教サミットに参加する。帰って来てから、ラトビア、エストニア、ハンガリーに行き、それからインド、ネパール、また台湾に戻ってサイクリングイベントに参加することにする。

「この機会をもってリンチェンドルジェ・リンポチェに深く感謝をしたいと思う。私と教派ために、多くをしてくれ、特に舎衛城の建設には多くの力を貸してくれた。今年はブータンの国師を誘い開光を予定したが、去年ネパールの大雨のせいで水害が酷く、さらに新政府には新ルールが有り、多くの建築が予定通りに完成されなかったので、来年開光する事にした。しかし、今年は寶吉祥仏法センターから500名の弟子が行くことを予定している。」

500名だかと法王に聞かれたリンチェンドルジェ・リンポチェは、「はい、500名が行きます」と返事した。

法王は引き続き下記の如く開示された。「舎衛城は極めて殊勝な場所であり、2500年前、釈迦牟尼仏がここで25年間夏安居を行った。我々はお釈迦様が曽てここで説法され、800部以上のお経がここで説かれた事を知っている。ゆえにここは加持力が非常に大きく、殊勝な聖地だ。皆様が知る通り、お釈迦様はブッダガヤで悟りを開き、ヴァーラーナシーで初転法輪をなされたが、舎衛城に一番長く居られた。なのに、現在の大乗佛教はほぼここを忘れさり、あまり行っていない。9、10世紀の頃、イスラム教が舎衛城に滞在していたのも原因となり、交流が一度中断された。昔玄奘大師と他の方が舎衛城に来られて、小さな仏殿と建物を数軒残している。其の後、大乗佛教の方々はここをすっかり忘れ、チベット仏教の方々も来なくなった。頂果欽哲(Dilgo Khyentse)法王が入滅後に一回目の建設が行われ、八つの聖地で舎利塔を建てたので、舎衛城にも塔が一つある。その後、あるネパールの法師が一旦引き継いでいたが、後任者はいませんので、我々がやるしかない。今の協賛金はすべてリンチェンドルジェ・リンポチェがサポートしていて、完成は来年の見込みだ。元の計画では、完成した後、ブータンの国師を招待する事になっている。

「色々な計画がありますが、舎衛城が最も重要な計画だ。あそこは大変に殊勝な聖地でもあるからだ。今インドで最も建設が遅れている地域だからこそ、発展が必要だ。私は舎衛城を世界中の仏教徒の聖地にさせるという大きな夢を持っている。ブッダガヤは、仏教徒が管理するのではなく、すでにヒンドゥー教徒が支配している。そのため、舎衛城の発展に最善を尽くせば、世界中の仏教徒にとって、舎衛城はただの聖地ではなく、イスラム教のメッカの如く、仏教徒の主要的な活動場所になると思う。聖地の発展と共に、舎衛城という都市、村、県全体に新しい建設をする。

「それで、来年まず実行する事は、夏より、ドイツ、イギリス、オーストラリアを含む小乗の25団体、タイとミャンマーの規模が比較的に大きい寺からは比丘4人ずつを派遣してもらい、合計108名で夏安居を行う予定。この計画はすでにインド政府、インド文化庁及び総理へ提出した。

「伝統的に夏安居の実施期間は白蓮の開花期となり、つまり白水蓮の月になる7、8、9月の三ヶ月間に行われる。2年目より中国、日本、韓国の大乗佛教、3年目よりチベット仏教とヒマラヤ地域の比丘、三乗の方々が一緒に夏安居を行い、以降は毎年固定的に三ヶ月間夏安居を行う。インド文化庁などの部署に泊り先の手配を頼み、比丘の食事と航空券は、私が負担する。来年一先ずこのようにやって、再来年になると、インド文化庁の方を含む舎衛城の発展に取り組む組織を立ち上げようと計画している。各仏教地で組織を立ち上げ、そして続けていきたいと考えている。

「舎衛城の夏には、出家人の夏安居があり、冬には在家衆が五日間伝法される。私の釈迦牟尼仏«法句経»の開示は三年目に入った。«法句経»には、仏が舎衛城で仏法をお説きになったことが詳しく書かれており、専らこの部分のお話をしている。今日は リンチェンドルジェ・リンポチェと皆様に現況を知って頂くために簡単に話してみようと思う。今年は竹千法王を誘いたので、来られるでしょう。今年冬の法会、強久林(jangchubling)の寺院のラマは行かない。何故なら、此処は直貢噶舉派の聖地だけではなく、国際的な仏教の聖地であり、今年のイベントを直貢噶舉派が催すだけだ。例えば今年は竹巴噶舉教の中心となる寺院2軒でイベント開催しますが、来年は薩迦法王の寺院にお願いし、再来年はそれぞれ他の寺院に催してもらおうかと考えている。法会の内容は、すべて«法句経»のお話で、法本の編集も終わった。以上は舎衛城の運営現状報告だ。本日この法会、マンダ供養、薈供、誕生日のお祝いなどを行ってくださり、ありがとうございます。皆様が健康、如意、長寿でありますように。」

尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは「みんなで法王様の誕生日をお祝いしましょう。」と開示された。

参列者達は喜びに溢れ、大声でお祝いした:「法王様、お誕生日おめでとうございます。法王様、お誕生日おめでとうございます。」

法会は円満に終わり、弟子達は声を揃えて尊勝なる直貢チェツァン法王と尊きリンチェンドルジェ・リンポチェの慈悲なる修法と殊勝なる開示に感謝を申し上げ、起立合掌して尊勝なる直貢チェツァン法王と尊きリンチェンドルジェ・リンポチェが法座を降りられるのを恭しくお送り致した。最後に、法王とリンポチェは貴重な寿桃を参列者全員に賜った。

尊きリンチェンドルジェ・リンポチェは嘗てこうされたことが有った。月食、日食、地震、台風など天候異変が相次ぎ発生している中で法会を催せば、無数の衆生に利益する事が出来る。中型台風、小型台風が相継いで台湾を襲う時に、リンチェンドルジェ・リンポチェは衆生に福を積み重ねさせるため、法王の誕生日お祝い法会と上師供養法法会を主催され、上師を供養されて衆生のために祈られた。法会の前夜風雨は強まり、メディアによると、二つの台風が同時に襲う警報が出たのは50年以来初めてで、豪雨や強風等の警戒や注意を呼びかけていた。全国の自治体は、会社と学校は翌日休むと決定された。しかし、法会当日の台北市内は、信じられないほどに晴れ渡った天気で、前夜の強風豪雨は嘘の様だった。

尊き金剛上師リンチェンドルジェ・リンポチェの慈悲加護と加持の故に、寶吉祥弟子は貴重な善縁を得て、尊勝なる直貢チェツァン法王にお会いすることが出来、殊勝な誕生日お祝い法会と上師供養法法会に参列する事と、直貢チェツァン法王の貴重な仏法開示を聴聞することが出来た。法会の間、リンチェンドルジェ・リンポチェは始終、法王の側に侍られ、法王の一挙一動に気を配っておられた。弟子が上師に仕えるべき態度を自ら示範され、上師へ無上の敬いと感謝の念が自然に溢れる様子で、弟子達に最も貴重な教訓を賜られた。

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2018 年 03 月 17 日 更新